平均320ヤード超! ツアーNo.1の飛ばし屋・河本力が意識している“タテ”のフットワーク
男子ツアーにおける“飛ばし”の絶対王者、河本力。今季も平均321ヤードでトップを独走する河本に、飛ばせる下半身の使い方を聞いた。
配信日時:2024年7月1日 22時35分
男子ツアーにおける“飛ばし”の絶対王者、河本力。破壊的なインパクト音とともに、ボールは風を切り裂いて飛んでいく。2022年は平均315ヤード、23年は平均322ヤード飛ばし、2位を大きく突き放してドライビングディスタンスのタイトルを2シーズン連続で獲得した。今季も平均321ヤードでトップを独走する河本に、飛ばせる下半身の使い方を聞いた。
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僕は左右への体重移動のイメージはなく、下半身をタテに使ってパワーを生み出すことを意識しています。テークバック時でグッと右足で踏み込んだら、インパクトで左尻を引きながら左足で地面を強く押し込む。そうすると、自然に左ヒザが伸びて遠心力が働き、ヘッドが走ってくれます。
下半身を使う上で大事なのが、インパクトで左足の付け根に乗る動き。この感覚がないとスエーにつながるからです。左手親指を左足付け根に当てながらシャドースイングをしてみると、左足の付け根に乗る感覚が分かるはず。左手親指が左足付け根に埋まるくらい左足付け根に乗れれば、スムーズに左ヒザを伸ばしてスイングできます。
また、スイング中、右足はずっと地面に刺さっているイメージで振っています。そうすると、バックスイングでも右足付け根に乗れて、ダウンスイング以降も地面を押し込めます。下半身が使えるとドライバーで10ヤードは飛距離が伸びますよ。
■河本力
かわもと・りき/2000年3月生まれ、愛媛県出身。ルーキーシーズンの22年に2勝を挙げて賞金ランキング9位に入った。昨年は未勝利に終わったが、2年連続でドライビングディスタンスのタイトルを獲得している。女子プロの河本結は姉。大和証券所属。
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