「左足カカト線上っていうけど…」 片山晋呉が“左耳の付け根の下”にボールを置く理由とは?
7番アイアンはスタンスの真ん中? ドライバーは左足カカト線上? 片山晋呉が語る再現性の高いショットが打てるボール位置とは?
配信日時:2024年9月11日 22時06分
7番アイアンはスタンスの真ん中? ドライバーは左足カカト線上? ボール位置がはっきりと決まっていないゴルファーは多い。12日(木)発売のゴルフ雑誌ALBA900号では、再現性の高いショットが打てる『ボール位置』について、レギュラーツアーで通算31勝を挙げた永久シードの片山晋呉に取材。再現性の高いショットが打てるボール位置とは?
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ボール位置は左足カカト線上ってよくいわれますけど、それも僕は間違ってないと思います。だけど、スタンスは人によってクローズもいればオープンもいる。クローズに構えたら左足カカト線上はどこになるのか? また、スタンスが広くても狭くても左足カカト線上でいいのか? って話になる。だから僕は足を基準にボール位置を決めたくないんです。
ゴルフは上から下にクラブを振り下ろして打つゲーム。両手でクラブを持って一番力が入るポジションが『左耳の付け根の下』です。だからボール位置も、左耳の付け根の下がいいですよと表現しています。「7番アイアンは真ん中」という人もいるけど、人間の臓器は左右対称についていないので何をもって真ん中なの?って思います。
アイアンのアドレスを正面から見ると、左耳の付け根のラインに手元とボール位置が来る。自然と少しハンドファーストの形になります。ユーティリティもフェアウェイウッドも基本はダウンブローで打つので、ボール位置は左耳の付け根の下。それがクラブの性能を発揮できるポジションでもあるのです。
■片山晋呉
かたやま・しんご/1973年1月生まれ、茨城県出身。身長171センチで飛距離は出る方ではないが、卓越したゴルフ理論を武器にレギュラーツアーで通算31勝を挙げて永久シードを獲得し、5度の賞金王に輝いた。2020年に開設したYouTubeチャンネルでは独自のゴルフ理論が人気を博している。イーグルポイントゴルフクラブ所属。
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片山晋呉が2年前のオフにスイングを目撃した日から、注目している30歳年下の女子プロがいるという。関連記事の【片山晋呉が驚いた川崎春花の“裏打ち”スイング「出力の出し方が日本で一番上手い」】では、今季3勝を挙げている川崎春花のスイングについて片山が熱く語っている。