ベアグラウンドからのアプローチ 絶対にダフれない時に、プロはどう打つ?
ミスもしやすい状況だからこそ、確実に寄せる打ち方を覚えたい
配信日時:2024年4月4日 11時01分
ある程度距離があるベアグラウンドはライの問題だけでなく、距離感も難しくなる。ミスもしやすい状況だからこそ、確実に寄せる打ち方を覚えたい。日本ツアー1勝の市原建彦に、実際に打ってもらった。
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ピンまで50ヤードのベアグラウンド。少しでもダフったらアウトな状況ですね。アマチュアの皆さんは、大叩きを覚悟する状況かもしれませんが、大丈夫です。ちょっとポイントを守れば、ダフる確率はガクンと下がります。
それは『右手首』の使い方。アドレスからインパクトまで、右手首を使わずにスイングすることが大切です。手首をリリースさえしなければ、ダフることはありません。右腕とシャフトの角度を変えないように打ちましょう。
ただ出すだけでなく、距離感も合わせるのであれば、52度のウェッジがおすすめです。SWで高く上げようとすると振り幅が大きくなってミスヒットの確率が上がりますし、そもそもショートしがち。上に張り出している木の枝に注意してハンドファーストに当ててライナー系で攻めるほうが寄せやすいですよ。花道までキャリーで飛ばして、そこからコロがしていくのがベストです。
足は肩幅程度、やや狭めに立ち、クラブは短めに握る。ボールを右足寄りに置いてハンドファーストに構えたら、あとは緩まずに打っていきましょう。ベアグラウンドからの寄せワン、気持ちいいですよ!
市原建彦
いちはら・たつひこ/1978年生まれ。2000年にアジアンツアー「タイランドマスターズ」で優勝し、日本ツアーでは2006年に初優勝を挙げた
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