目標スコアは高すぎるのも低すぎるのもダメ! 平均が100なら『93』がいい【リアルな実験結果です】
目標を立てることは必要だが、大事なのは設定数値。高過ぎても低過ぎてもいけないのだが、果たして、その最適数値はご存じかな?
配信日時:2024年5月21日 06時03分
皆さんはプレーをするとき、どんな目標を立てていますか。「今日はベストスコアを出す」「トリを打たないようにする」など人によって立てる目標は違うはず。それぞれが楽しむためのゴルフなので、目標の立て方に良し悪しはありませんが、もしアナタがスコアアップを目指すなら、“7%ルール”の採用をオススメします。
7%ルールとは、平均スコアの7%アップを目指すというもの。直近5ラウンド(週1ゴルファーなら直近10ラウンド)の平均スコアを出し、そこに0.93を掛けた数字を目標にします。例えば、平均スコアが100だったら、目標スコアは93になります。
そしてその数字をメモすると同時に、同伴競技者にも宣言します。また、そのスコアを出すために、各ホールごとに自分のパーを設定して、それをスコアカードに書き込んでおきましょう。例えば93が目標なら、15ホールはボギーをパーに、3ホールはダブルボギーをパーに設定。それをクリアすれば、目標が達成できるというわけです。
そもそもこの7%ルール、アメリカの某大学のゴルフ部が行った実験によって生まれたもの。同じ力量のゴルファーをいくつかのグループに分け、各グループごとに「何%スコアを縮める」と宣言させラウンドさせたところ、「7%」という数字を掲げたグループが最もスコアを縮めたという結果になったそうです。もっとも、縮まったパーセンテージは、7%ではなく4%だったそうですが、5%、10%を目標にしたグループよりも、その数値は良かったというのです。つまり、最もモチベーションが上がるパーセンテージが7%だったということになります。
ぜひ次のラウンドで試してみてください。これまで何度も跳ね返されてきたベストスコアが一挙に更新できるかもしれませんよ。
児玉・光雄
追手門学院大学特別顧問。過去25年にわたりツアープロのメンタルカウンセラーを務める。現在、6名のツアープロのメンタル面をバックアップしている。日本スポーツ心理学会会員
※『アルバトロス・ビュー』886号より抜粋
◇ ◇ ◇
●渋野日向子、石川遼はこれからどれだけ活躍する!? 関連記事【渋野日向子、石川遼……の活躍を『顔相チェック』で勝手に予想!】をチェック!
”こころ”で芯喰い