3パットしないパターの打ち方【3月&4月はツアープロに学ぶ春の強化月間】
さあゴルフシーズン本番です。スコアを出すために一番大事なのは、何を隠そう『パッティング』。どんなにドライバーで飛ばしても、アイアンでグリーンに乗せても、パッティングで失敗をするとすべてが台無し。むしろショットが曲がり倒しても、パッティングさえ入れば「パターは七難隠す」で大崩れはありません。パターはセンスでしょと諦めてはダメ。理論を知り、技術を磨けば誰でも脱・3パットは可能です。 3月&4月はパター特訓といきましょう!
配信日時:2024年4月5日 07時00分
◾️ゴルフ大好きメンタルトレーナーの金言
技術を磨いて、ラインを読み切っても、心がザワついていたら入らない。さて、続いてはメンタルの専門家に、パッティングについて語ってもらった。プロの話とはまた違うポイントが目白押しだ。
【1】「入れたい」と「入る」は無関係
例えば、同じ2mのパットでも、「入ればベストスコアが出る」と思いながら打つのと、結果を気にせず、いつも通り正しいストロークをしようと考えて打つのとでは、後者の方が断然、カップインの確率が上がります。
よくゴルフでは、“淡々と”という言葉が使われますが、これが大事。現に、「常にカップに入れてやる」という闘争心の強いゴルファーほどパターイップスになりやすいというデータもあります。
【2】脳の構造的にいいのは「コロがりを5秒イメージ→準備できたら1秒以内に始動」
大事なのは、グリーンを見ることによってしっかり情報を獲得し、その情報が消えないうちにボールを打つことです。
当たり前のことをいっているようですが、実は視覚によって得た情報をきちんと活用できていない人が少なくありません。
その理由は、得た情報は5秒前後で消えてしまうからです。距離感をつかんでも、打つまでに時間をかけ過ぎると、いざ打とうとしたときに“ノーカン”状態になってしまうものなのです。以前、その距離のイメージを消さないために、ロングパットに関しては、カップを見ながらボールを打っていた米ツアープロもいたほど。