上達の絶対的キーワード「右サイドでさばく」の意味を教えてもらった!
レッスンでよく言われるキーワード「右サイドでさばく」。なんだか意味がよくわからないという人も多いはず。時松隆光に、その本当の意味を教えてもらった。
配信日時:2023年10月12日 02時55分
「右サイドでさばく」
わかるような、わからないような言葉ですよね。でも、実際に上達には欠かせない、上手い人なら必ず持っている感覚なんです。
具体的に言うと、ダウンスイングで上体の開きを抑えて、体の右サイドに腕を下ろすスペースを確保する動き。こうすることでインサイドからクラブを下ろせてフォローで強烈にヘッドが走ってくれるのです。これが「右サイドでさばく」です。
体の右サイドにスペースが作れず、手先で振っている人の多くは、ヘッドの最下点が左に来ています。裏を返すと、ヘッドの最下点を右に持ってきて、右サイドでクラブをさばくように振れると、自然に懐ができて、前傾もキープできるようになります。
最下点を右サイドに持ってくるには、ボールを右足前にティアップして、ドライバーをコツンと当てる練習がオススメです。強く振らなくていいので、手元の軌道を意識しながら、ボールを低く打ち出すように当てていきましょう。右手を右ポケットに入れるくらい体の近くを通していくと、右足前のボールにキレイに当てられるようになります。普通にショットするときも、ヘッドが右足の前に落ちることを意識しながら振っていきましょう。上体の突っ込みが抑えられて、クラブもインから下りてきます。「右サイドでさばく」と、ショット力が格段に上がります。ぜひ挑戦してみてください。
時松隆光
ときまつ・りゅうこう/1993年生まれ、福岡県出身。国内ツアー通算3勝。クレバーなプレーが持ち味で、ゆったりとしたテンポから安定したショットを繰り出す。ロピア所属