右足から左足に体重移動するのは危険!でも体重移動は必須、ではどうすれば?
体をスムーズに回すには体重移動が不可欠だが、足から足への移動は危険が伴う。蝉川泰果はお尻を使うのが正解だと話す。詳しく教えてもらった。
配信日時:2023年11月16日 08時31分
体重移動というと、どいういったイメージを持つでしょうか。いろいろあると思いますが、もし「右足から左足へ」と考えてたら、それは結構危険です。正しい体重移動というのは、左右のお尻を使ってするものなんです。
右足から左足への体重移動では、体が左右にブレすぎてスエーにつながり、軸が作れません。トップでは右のお尻で体重を受け止め、インパクトでは左のお尻で体重を受け止めるのが正しい形。だから、お尻を使って振るのがいいんです。
この動きを身に付けるには、両ヒザをゴムのバンドで軽く締め付けながら打つドリルがオススメです。バンドを付ければ、ダウンで右ヒザを左に寄せる動きをしやすいですよね。右ヒザが前に出ると、詰まるように上体が伸び上がり、体の回転が止まってしまいます。
まず、右尻にハリを感じながらトップを作り、ダウンからインパクトにかけては左尻を張って、体重を受け止めるようにスイングできると、自然に右ヒザが左に寄ってきます。体重移動はしっかりしつつ、軸を保ったまま、鋭く体を回せるようになりますよ。
蝉川泰果
せみかわ・たいが/2001年生まれ、兵庫県出身。昨年、史上初の“アマチュアでツアー2勝”を達成し、今季は関西オープンで優勝。爆発力が持ち味で、平均飛距離は300ヤードを超える