右も左もOBの狭いホールは、ドライバーの“下っ面”でスプーンみたいに打とう
右も左もOBの狭いホールで、絶対に曲げたくないときの必殺技を中西直人に教えてもらおう。
配信日時:2024年10月14日 22時35分
ゴルフに行けば右も左もOBの狭いホールは必ずある。ドライバーを使わずにあえてレイアップを選択したのに、OBなんてことも。そんな絶対に曲げたくないときの必殺技を中西直人に教えてもらおう。
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右も左もOBだったり、イメージがなかなか出ない嫌なホールでは、ティアップをすごく低くします。スタンス幅を少し狭めて、ドライバーでスプーン(3W)みたいに打つんです。結果的に低い球になりますが、低く打とうとしては絶対ダメ。フェースの下っ面に当てるだけ。このティアップの高さなら必ず下に当たります。
ドライバーはフェースの上で打つと出球が高くなり、スピン量が減ります。反対にフェースの下で打つと低い球になりスピン量は増える。ある程度スピン量が多い方がボールはコントロールしやすいし、滞空時間が短くて早く着弾するので、いつもならOBするような当たりでも、助かってくれます。
注意するのは入射角。低くティアップするとヘッドが上から入りやすいので、先ほどのヨコ振りを思い出して、レベルに打ってください。また、基本的にフェードが出るので、左を狙うことも忘れずに。ちなみに、普通のティアップと低いティアップで飛距離を比べてみたら、13ヤードしか変わりませんでした。それでOBを回避できると考えれば、覚えておいて損はないですよ。
■中西直人
なかにし・なおと/ 1988年生まれ、大阪府岸和田市出身。2010年にプロ転向し、19年にようやく初シードをつかんだ。現在は22年に失ったシード復活を目指し、堀尾研仁コーチのもとでゴルフ理論を改めて勉強し直した。国際スポーツ振興協会所属。
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●どんなに体の動きが良くても、ボール位置が間違っていると真っすぐ飛ばない。関連記事の【片山晋呉が考える“飛んで曲がらない”ドライバーのボール位置は「自分から見てトゥ寄り」】をチェックしよう。