上手い人がよく言う「手元は低く」「左へ振る」とはどういう感覚?蝉川泰果に教えてもらった
ボールを長く押し込み、ビシッとラインを出す最大の秘訣とは?
配信日時:2023年11月9日 07時03分
スイング中、腕はできるだけ使いたくありません。体の回転でボールを打ちたい。そのためにはヘソとヘッドの動きを同調させる必要があり、フォローにおける手元の軌道がとても大切になります。
具体的には、体の回転に沿うように手元を低く、インに振り抜いていきましょう。やり過ぎかな?と感じるくらい大胆に動かすことがポイントです。
まず、切り返しでは、ギュッとお腹に力を入れる。前傾姿勢がキープできて、手元を低い位置に下ろせます。そうすると、フォローを低く長く出せるため方向性が上がります。このとき、左ワキをしっかり締めると、体の回転と手元の動きが同調して、フォローで手元をインに振り抜きやすくなります。
注意したいのは手先でコネたり、飛ばそうとハンドファーストの動きが強くなること。アドレスから手首の形を保ったまま手元をインに抜くことで、フェースがターンしてボールがつかまるようになります。結果、体の回転でボールを押せるようになって、ビシッとライン出しができるようになりますよ。「手元は低く」と「左へ振る」、ぜひ挑戦してみてください。
蝉川泰果
せみかわ・たいが/2001年生まれ、兵庫県出身。昨年、史上初の“アマチュアでツアー2勝”を達成し、今季は関西オープンで優勝。爆発力が持ち味で、平均飛距離は300ヤードを超える