宮里優作の強さ〜無駄な力感ゼロ!右足を重しにしてヘッドを走らせる
最終戦を制し、劇的な大逆転で賞金王となった宮里優作。アマチュア時代からスーパー大学生として活躍していたが、プロ15年目での栄冠にはスイングの進化があった。一流選手の連続写真から本当にアマチュアが学べるポイントだけを、プロコーチのパイオニア内藤雄士がクローズアップして解説します!(※ALBA739号掲載)
配信日時:2019年2月12日 01時30分
デビュー当時と比べて、リリースポイントが安定
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「デビューから勝てない時期が続いた宮里優作選手は、長期間をかけてスイングを作ってきたと思います。その成長を感じるのが、フォローです。
デビュー当時と比べてリリースが格段に安定したことで、フォローでヘッドが大きく動くのとは対照的に、右足に余計な力が入っていません。リリースが不安定だと“足で調整しよう”としますが、リリースが正しければ、右足は自然に“重し”になってくれます。右足に余計な力を入れなくてもヘッドがスピーディに動くので、飛んで曲がらないスイングになるのです」
デビュー当時と比べてリリースが格段に安定したことで、フォローでヘッドが大きく動くのとは対照的に、右足に余計な力が入っていません。リリースが不安定だと“足で調整しよう”としますが、リリースが正しければ、右足は自然に“重し”になってくれます。右足に余計な力を入れなくてもヘッドがスピーディに動くので、飛んで曲がらないスイングになるのです」
【SCOPE!】優作の成長はフォローの右足
ややタメが強いスイングが特徴だが、リリースポイントが安定していることでフォローではグリップエンドが後方を向く理想の形になっている。
ややタメが強いスイングが特徴だが、リリースポイントが安定していることでフォローではグリップエンドが後方を向く理想の形になっている。
【SCOPE!】大きなフォローはクラブに引っぱられた証拠
スイングプレーンに乗って、大きなフォローでクラブヘッドを動かすことによって、右足には余計な力が入らなくなる。
【SCOPE!】トップとフォローの肩の角度が同じ
トップでの両肩の角度とフォローの両肩の角度がほぼ同じなのは、前傾角度をキープした理想的なショルダーターンだから。
【SCOPE!】インパクトでは右足はツマ先立ち
アマチュアはカカト体重の人が多いが、前傾角度をキープしたインパクトができれば右足はツマ先立ちになる。
スイングプレーンに乗って、大きなフォローでクラブヘッドを動かすことによって、右足には余計な力が入らなくなる。
【SCOPE!】トップとフォローの肩の角度が同じ
トップでの両肩の角度とフォローの両肩の角度がほぼ同じなのは、前傾角度をキープした理想的なショルダーターンだから。
【SCOPE!】インパクトでは右足はツマ先立ち
アマチュアはカカト体重の人が多いが、前傾角度をキープしたインパクトができれば右足はツマ先立ちになる。