宮里優作の強さ〜無駄な力感ゼロ!右足を重しにしてヘッドを走らせる
最終戦を制し、劇的な大逆転で賞金王となった宮里優作。アマチュア時代からスーパー大学生として活躍していたが、プロ15年目での栄冠にはスイングの進化があった。一流選手の連続写真から本当にアマチュアが学べるポイントだけを、プロコーチのパイオニア内藤雄士がクローズアップして解説します!(※ALBA739号掲載)
配信日時:2019年2月12日 01時30分
フェース開閉少なめで真っすぐ戻るから曲がらない
【SCOPE!】バックスイングでフェースは常にスクエア
ハーフウェイバックではフェース面がほぼ地面と90度になっていて、決してフェースを開いたり、閉じたりしていない。グリップのロゴが正面を向いたままで、トップではフェース面が約45度になっているのはスクエアフェースの証。
【SCOPE!】ダウンでタメを作るから、軽く振っても飛距離が出る
ややタメの強いダウンスイングも、良い意味での個性であり、フェース面はトップでの角度をキープしたままクラブを下ろしている。右足に余計な力が入っていないから、腰が前に出たり、ヒザが動いたりせずに、スクエアにボールにインパクトできる。
流れの中でもフェースはスクエアをキープする
「個人的に宮里優作選手はアマチュアがスイングを真似して欲しい選手の一人です。前ページで解説したリリースポイントが安定したことは、理想的なフェースローテーションにつながっています。
テークバックではフェース面が地面と90度で、トップでは約45度、そしてインパクトではスクエアにヒットして、フォローまでフェースを返していません。つまり、フェースローテーションを抑えることで、“曲がらないスイング”になっています。アマチュアの人の多くはテークバックでフェースを開くタイプが多いですが、それが打球が曲がる要因になってしまうので注意しましょう」
解説・内藤雄士(ないとう・ゆうじ)/1969年生まれ。ツアープロコーチの第一人者として丸山茂樹のツアー3勝をサポート。現在はツアープロのコーチングをしながら、PGAツアーの解説者としても活躍。
テークバックではフェース面が地面と90度で、トップでは約45度、そしてインパクトではスクエアにヒットして、フォローまでフェースを返していません。つまり、フェースローテーションを抑えることで、“曲がらないスイング”になっています。アマチュアの人の多くはテークバックでフェースを開くタイプが多いですが、それが打球が曲がる要因になってしまうので注意しましょう」
解説・内藤雄士(ないとう・ゆうじ)/1969年生まれ。ツアープロコーチの第一人者として丸山茂樹のツアー3勝をサポート。現在はツアープロのコーチングをしながら、PGAツアーの解説者としても活躍。