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    松山英樹 世界NO.1のアイアン〜タメないダウンで距離感ピッタリ

    一流選手の連続写真から本当にアマチュアが学べるポイントだけを、プロコーチのパイオニア内藤雄士がクローズアップして解説。米国PGAツアーの現役プロや海外メディアからも、アイアンショットでは“世界No.1”と賞賛される松山英樹。内藤雄士も典型的な“アイアン型スイング”と分析する。(※ALBA748号掲載)

    配信日時:2019年2月14日 04時00分

    • レッスン

    頭の位置は変えず、足の体重配分で左重心

    「いま世界のトレンドはドライバーではアッパーブロー、アイアンではダウンブローに打つ選手が主流です。しかし、トップ選手は意図的にスイング軌道を変えているというよりも、重心を変えているだけです。松山選手もドライバーでは右足重心でインパクトするので、自然とアッパーブローになります。逆にアイアンは左足重心で打つのでヘッドが上から下にダウンブローの軌道になります。

     松山選手の重心移動で注目して欲しいのはテークバックでは右足に重心がありますが、トップの段階で左足に重心を動かしていることです。ダウンスイングの途中で左足重心に移行するとスイング中のバランスが不安定になりますが、切り返しの直前から左足重心にしておくことで切り返しがスムーズになる。これならスイング中に、体のバランスも崩れません。

     また重心移動では、松山選手のように頭を動かさず、しっかり足を踏み込んで体重配分を変えることが理想です」
    【SCOPE!】トップまで頭の位置が動かない

    頭の位置はアドレスからほとんど動かずに上半身を捻転。切り返しの直前に左足に体重をかけることで、スムーズに左足重心でダウンスイングに入れる。

    【SCOPE!】沈み込みながら手元を低く下ろす

    ハーフウェイダウンでは、右肩の位置を下げないことで、上から打ち込むダウンブロー軌道になる。アマチュアはここで右肩を下げるからダフりやすい。

    【SCOPE!】右肩が左股関節の上でフィニッシュ

    フィニッシュでは左足が一直線になっていて、左股関節の上に右肩があるのは、上半身を大きく回した証。上半身を回せば手首のローテーションが小さくなる。

    解説・内藤雄士(ないとう・ゆうじ)/1969年生まれ。ツアープロコーチの第一人者として丸山茂樹のツアー3勝をサポート。現在はツアープロのコーチングをしながら、PGAツアーの解説者としても活躍。


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