フェース開閉なし!超コンパクトトップでジョン・ラームはとことん曲げない
一流選手の連続写真から本当にアマチュアが学べるポイントだけを、プロコーチのパイオニア内藤雄士がクローズアップして解説。2016年にプロ転向した23歳のラームは、米国&欧州ツアーで計4勝を挙げて、わずか1年半で世界ランク2位に。超コンパクトなトップを内藤は“新世代のスイング”と分析した(※ALBA744号掲載)。
配信日時:2019年2月14日 23時00分
下半身の無駄な動きは一切なし!ウィーク+シャット打法で体の回転を生かす
【SCOPE!】トップでフェースが上を向く
テークバックでフェースを開かず、手首を柔らかく使うことでフェースが真上を向くシャットフェースに。トップでのシャットフェースはダスティン・ジョンソンとも共通。
【SCOPE!】ダウンの途中でフェースがスクエアに
右肩を前に出さず、右ヒジの締まった体勢になっているので、トップでのフェース面をキープしたままクラブが下りてくる。インパクトのかなり前からフェースはスクエアに。
【SCOPE!】フィニッシュまで前傾姿勢が崩れない
インパクトの瞬間にはハンドファーストで打っているので、手首は全く返していない。また右腰の開きを抑えることでインパクト以降でも前傾姿勢をキープできている
テークバックでフェースを開かず、手首を柔らかく使うことでフェースが真上を向くシャットフェースに。トップでのシャットフェースはダスティン・ジョンソンとも共通。
【SCOPE!】ダウンの途中でフェースがスクエアに
右肩を前に出さず、右ヒジの締まった体勢になっているので、トップでのフェース面をキープしたままクラブが下りてくる。インパクトのかなり前からフェースはスクエアに。
【SCOPE!】フィニッシュまで前傾姿勢が崩れない
インパクトの瞬間にはハンドファーストで打っているので、手首は全く返していない。また右腰の開きを抑えることでインパクト以降でも前傾姿勢をキープできている
右肩と腕を一体化してボールに圧をかける
「従来のスイング理論では、フックグリップに握る人はトップでシャットフェースになる人が多かった。その典型がダスティン・ジョンソン。そして、ウィークに握る人はトップではオープンフェースになるのが普通でした。
しかし、ラームは新しい組み合わせで、ウィークグリップなのにシャットフェース。これは手首の柔らかさと腕のしなやかさがあるからできるのです。
このシャットフェースの利点は、ダウンスイング以降で、フェースローテーションを減らしてスイングできることです。ラームもダウンスイングではフェース面が変わらずにインパクトのかなり前のタイミングでフェースが目標にスクエアな状態になっています。
フェース開閉が少ないので、ハーフダウンで右ヒジを体にくっつけたような姿勢を作ったら、あとは右肩と腕を一体化させて、体全体のパワーでボールを打つ。これが“飛んで、曲がらない”スイングの秘密です」
しかし、ラームは新しい組み合わせで、ウィークグリップなのにシャットフェース。これは手首の柔らかさと腕のしなやかさがあるからできるのです。
このシャットフェースの利点は、ダウンスイング以降で、フェースローテーションを減らしてスイングできることです。ラームもダウンスイングではフェース面が変わらずにインパクトのかなり前のタイミングでフェースが目標にスクエアな状態になっています。
フェース開閉が少ないので、ハーフダウンで右ヒジを体にくっつけたような姿勢を作ったら、あとは右肩と腕を一体化させて、体全体のパワーでボールを打つ。これが“飛んで、曲がらない”スイングの秘密です」
解説・内藤雄士(ないとう・ゆうじ)/1969年生まれ。ツアープロコーチの第一人者として丸山茂樹のツアー3勝をサポート。現在はツアープロのコーチングをしながら、PGAツアーの解説者としても活躍。
★「ALBA-TrossView」最新号・766号の巻頭特集は…米ツアーで独占キャッチ!飛ばし屋たちはみんな右サイド打法だった!?★
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