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    プロも憧れるローリー・マキロイのスイング〜両肩の水平キープで世界一のドローを打つ

    一流選手の連続写真から本当にアマチュアが学べるポイントだけを、プロコーチのパイオニア内藤雄士がクローズアップして解説。いまは世界ランク上位選手の多くがフェードヒッターの時代だが、トップ選手でも例外なのがドローヒッターのマキロイ。内藤はマキロイを“世界No.1のドローヒッター”と絶賛する(※ALBA749号掲載)。

    配信日時:2019年2月18日 01時00分

    • レッスン
    ドローボールで圧倒的な飛距離を生むヒミツは、インパクトでの特徴的なアゴの位置にあった!

    両肩を水平に保つコツ〜アゴを右肩に寄せながらダウンスイング

    【SCOPE!】左ヒジをピンと張ってパワーを逃がさない

    トップでは左ヒジを伸ばしたままにすることで、上半身とクラブの動きが連動。下半身が正面を向いたままなので、上半身だけがしっかり捻転する

    【SCOPE!】頭がアドレスよりも右サイドに動く

    インパクトでは首を右サイドに寄せることで、ドローヒッターに多い左肩と首が縮まる弱点を解消している。右肩も高い位置をキープしている。

    【SCOPE!】フォローで左腕が上の状態をキープ

    右肩と頭を右サイドに残すことで、ヘッドが左方向にスピーディーに動く。左肩がフォローでもインパクト時と同じ高さで、高く上がっていない。

    首を右肩に寄せて、右半身を一体化させる

    「なぜ、マキロイにはドローヒッターの弱点である、左肩と首がくっつく動きが出ないのか。マキロイはダウンで、首を右肩に近い場所に寄せることによって、その弱点を克服しています。

     インパクトの瞬間を見ると、首を少し寝かせて右肩に寄せることで、アゴに右肩が当たりそうになりながら打っています。その打ち方によって、インパクトの瞬間(右から3枚目)とフォロー(右から2枚目)では左肩の高さが変わっていません。

     実はこのタイミングで左肩が上がらずに、左肩と首の距離が離れているのは名手の共通点。昔のベン・ホーガンも同じようなインパクトでした。

     これは飛距離アップの効果もあります。マキロイは右肩、首(頭)を右サイドにキープすることで、ヘッドスピードを上げています。

     ダウンスイングでは右ワキも締まっていることで、右サイド全体が一体化した状態で、腕のパワーだけでなく、上半身全体のパワーをボールにぶつけることができるのです。

     よく、マキロイは筋肉をつけて飛距離を伸ばしたと言われますが、その筋肉も深い捻転と理想的なダウンスイングがあるから意味が出るわけです」
    解説・内藤雄士(ないとう・ゆうじ)/1969年生まれ。ツアープロコーチの第一人者として丸山茂樹のツアー3勝をサポート。現在はツアープロのコーチングをしながら、PGAツアーの解説者としても活躍。


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