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    最強25歳コンビに見るアイアンの違い〜ハイトップで飛ばすジャスティン・トーマスと左足体重で曲げないジョーダン・スピース

    一流選手の連続写真から本当にアマチュアが学べるポイントだけを、プロコーチのパイオニア内藤雄士がクローズアップして解説。ともに世界ランク1位を経験している25歳のトーマスとスピース。2人はジュニア時代からのライバルで、米国で最先端のスイング理論を学び成長したが…スイングは全く違うタイプだった!(※ALBA751号掲載)

    配信日時:2019年2月17日 06時00分

    • レッスン

    ハイトップ使いこなすコツは?ダウンで両ワキを締めるからインパクトがブレない

    ジャスティン・トーマスのアイアン連続写真
    1 / 8
    トップでの手首の位置は、かなり高めで、その高さを生かして両肩を力強く回しながらヘッドを加速。ダウンスイングからインパクトまで下半身が正面をキープすることでハイトップのスイングでも体が開かない。
    ジョーダン・スピースのアイアン連続写真
    1 / 7
    フォローからフィニッシュにかけてもフェース面がスクエアな状態をキープし続けているので、窮屈なフォローに見えるが、方向性は抜群。切り返しでは左ヒザを少し左に動かすタイミングで左足重心にしている。

    女子プロも取り入れるトップの間

    「米国の飛ばし屋はジョン・ラームやトニー・フィナウのような大柄な選手が多い。その中で、身長170センチ台と細身のトーマスがツアーでトップクラスの飛ばし屋になっています。

     そのポイントがハイトップを生かすための、ダウンスイングでの“間”です。トーマスは、高いトップからクラブを下ろすときに、一度、両ヒジを体につけるところまで待って、そこから一気に腕と上半身を回転させています。

     高いトップからそのまま打とうとすると、体が開きやすいのですが、トーマスはここで両ヒジを下ろす“間”を作り、上手くボディターンしています。

     これは、日本では清元登子さんが不動裕理や古閑美保に教えていたスイングで、小柄な選手が飛ばすにはすごく有効なのです。

     下半身の動きを見てもトーマスとスピースには違いがあります。インパクト前後で完全に左足体重のスピースに対してトーマスは、左足を伸ばして、右足を回す動きが入っている。

     トーマスはドライバーでも同じような右足のネジリ回しで飛距離を出しています」


    解説・内藤雄士(ないとう・ゆうじ)/1969年生まれ。ツアープロコーチの第一人者として丸山茂樹のツアー3勝をサポート。現在はツアープロのコーチングをしながら、PGAツアーの解説者としても活躍。

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