伝統を継承したオーソドックスタイプ…トミー・フリートウッドは現代の“ベン・ホーガン打法”インパクトまで左腕をピンッと張ってラインを出す
一流選手の連続写真から本当にアマチュアが学べるポイントだけを、プロコーチのパイオニア内藤雄士がクローズアップして解説。英国の新スターは、まさに教科書的スイング!?(ALBA759号掲載)
配信日時:2019年2月22日 06時00分
目次 / index
トミー・フリートウッドのドライバー連続写真(正面)
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トミー・フリートウッドのドライバー連続写真(後方)
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両腕の三角形の中心にヘッドがある
「2017年欧州ツアー賞金王になり、2018年には4大メジャーで活躍したことで、ゴルフ界の新スターになった選手ですが、スイングは昔ながらの伝統を継承したオーソドックスなタイプ。私を含めて、世界中のコーチや現役のトップ選手が大好きなスイングだと思います。
最近の米ツアーでは超ハンドファースト&シャットフェースで、ハイボールの320ヤードを打つパワー系のスイングが主流です。でも、フリートウッドはベン・ホーガンやトム・カイト、最近ではザック・ジョンソンの系譜です。
トップはスリークォーター気味で、フォローまで前傾角度をキープ。そして両腕の三角形がフォローまで崩れません。
飛ばすというよりも方向性を重視したライン出しのスイング。アマチュアの人にマネしてほしい教科書的スイングなのです。
ここまで完璧に三角形をキープできるポイントは左肩です。アドレスからフォローまで“左肩の丸み”が変わっていない。
左腕がアドレスからインパクトまでピンと張っていることも特徴的。腕の三角形をキープできて、フェース面を長くスクエアに保てるのです。だから打球が曲がりません。
欧州出身だとF・モリナリも似たタイプ。2018年のライダーカップの舞台はフェアウェイが狭かったのですが、方向性重視のモリナリとフリートウッド組は4戦4勝で欧州チーム優勝に貢献しました」
最近の米ツアーでは超ハンドファースト&シャットフェースで、ハイボールの320ヤードを打つパワー系のスイングが主流です。でも、フリートウッドはベン・ホーガンやトム・カイト、最近ではザック・ジョンソンの系譜です。
トップはスリークォーター気味で、フォローまで前傾角度をキープ。そして両腕の三角形がフォローまで崩れません。
飛ばすというよりも方向性を重視したライン出しのスイング。アマチュアの人にマネしてほしい教科書的スイングなのです。
ここまで完璧に三角形をキープできるポイントは左肩です。アドレスからフォローまで“左肩の丸み”が変わっていない。
左腕がアドレスからインパクトまでピンと張っていることも特徴的。腕の三角形をキープできて、フェース面を長くスクエアに保てるのです。だから打球が曲がりません。
欧州出身だとF・モリナリも似たタイプ。2018年のライダーカップの舞台はフェアウェイが狭かったのですが、方向性重視のモリナリとフリートウッド組は4戦4勝で欧州チーム優勝に貢献しました」