グリーンの複雑な傾斜、芝目を読み解くのは難しい。しかし、そんなライン読みにこそ、ゴルフの楽しさがある。今回の講師は原口鉄也、「ストローク幅で距離感を作る」って言われるが…。(ALBA671号掲載)
振り幅で距離感を作るのではなく、ロングパットでは速く、ショートパットでは遅く、とヘッドスピードに強弱をつけると距離感が合う
「ストローク幅で距離感を作る」って言われるが…
「タッチを合わせることはパット上達の大切な要素。一般的に“ストローク幅で距離感を作る”と言われていますが、これはスピードの速いグリーンの話。アマチュアの皆さんがプレーする一般営業のコースの中には遅いグリーンもありますよね。
スタート前にグリーンの状況を確認することも大事。クラブハウス内にコース情報が出ている場合はプレーの参考にしよう
そんな状況で“定説通り”にストロークすると、ロングパットではパターを振りかぶるくらい思い切り持ち上げなければいけません。目安はグリーンの速さ10フィート。それ以下のグリーンでは、振り幅ではなく、ヘッドスピードの強弱を意識すると距離感が合いますよ(原口)」
解説・原口鉄也(はらぐち・てつや)/1974年生まれ。165cmと小柄だが、安定したプレーで2006年から7年間シードを保持。パッティング技術に定評がある。