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タッチは上り下りで決めちゃダメ!カップとボールの位置関係を見極める!【パターレッスン】

タッチは上り下りで決めちゃダメ!カップとボールの位置関係を見極める!【パターレッスン】

グリーンの複雑な傾斜、芝目を読み解くのは難しい。しかし、そんなライン読みにこそ、ゴルフの楽しさがある。今回の講師は今野康晴、複雑な傾斜を読むケースでの錯覚とは…?(ALBA675号掲載)

配信日時:2019年3月1日 10時00分

高い位置にあるのはどっち?

「最初は下りで、カップ付近になると上りに変わる。そんな複合傾斜に遭遇したことはありませんか? この場合、ライン全体で上りが勝つのか、それとも下りが勝つのか判断に迷うところです。

 そこで簡単にタッチを決められる方法を紹介します。それはカップとボールの位置関係を見極めること。途中の傾斜に関係なく、ボールよりもカップが高い位置にあれば上り、低い位置にあれば下りとシンプルに考えましょう。上り下りの読み間違いがなくなって、錯覚しがちな複合傾斜でも正確なタッチでカップを狙えますよ(今野)」
位置関係を見るには…ラインを真横から見てクラブを水平にかざす
カップとボールの位置関係を読むには、ラインの真横に移動する必要がある。ラインを真横から見る場合、カップとボールを結んだ線を底辺にして、二等辺三角形ができる位置が基本だ。特に長い距離が残っている場合は、より遠くからラインを見る必要があるので、グリーンに上がる前に確認しておきたい。さらに、クラブがボールと重なるよう水平にかざせば、ボールに対するカップの高さを正確に読むことができる。

複雑な傾斜に見えても正しい位置関係は“ゆるやかな下り”だったり…

一見すると強い下りのラインでも、カップ手前の上りを計算すると全体ではゆるやかな下り。カップとボールの位置を見ることで正しいタッチが決まる。

一見すると強い下りのラインでも、カップ手前の上りを計算すると全体ではゆるやかな下り。カップとボールの位置を見ることで正しいタッチが決まる。

上りと下りの複合傾斜を読む場合、グリーン上では足元の傾斜が変わるため錯覚しやすい。そのため、ボールとカップを一直線に結んだラインをイメージすると全体のタッチが読みやすい。例外は上り→下りの馬の背ライン。この場合、傾斜の頂点を越さなければならないため、ゆるやかな上りをイメージするとショートしやすいので注意が必要。
解説・今野康晴(いまの・やすはる)/1973年生まれ。岐阜県出身。正確なショットとショートゲームを武器にツアー通算7勝。わかりやすいレッスンにも定評がある。



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連載

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