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右OBのときに限って出るスライス…どうにかして!

右OBのときに限って出るスライス…どうにかして!

右方向に打っちゃいけないシチュエーションになればなるほど、なぜか大スライスが出てしまう。どうやって構えて、どうやって振ればスライスしないの?宮本勝昌に聞いてみよう(ALBA727号掲載)

配信日時:2019年4月3日 11時00分

【アドレスでOBを止める】右へのプッシュスライスはあえて右を向いて振り抜く


(1)右へ向いて構えるとインパクトでつかまえやすい

右方向にボールが飛ぶのを嫌がって左方向に向くと、今度は左へのミスを怖がり右に逃がすような打ち方をしてしまう。また、左向きに構えると、スイング中に体やフェースが開きやすくなり、スライスが出やすくなる


(2)ボールの高さはクラブから3分の1出る程度

スイング中に右肩が下がると、フェースが開きやすくなる。高めにティアップしている人は、いつもより低めにティアップ。自然にヨコ振りになり、右肩が下がりづらくなる

(3)手打ち素振りでフェースローテーションを思い出す

スライスを怖がりながらスイングすると、腕が振れずに体だけが先行してしまうケースがある。これでは結果的に振り遅れてこすり球が出てしまう。ボールを打つ前に手打ち素振りをして、積極的に腕を使うように心がけよう

保険をかけて左を向くとかえってスライスが出る

ALBA)右側がOBのときに限ってスライスが出ます。どうすれば防げますか?

宮本)まずはアドレスからチェックしましょう。どこを向いて構えますか?

ALBA)右に打ちたくないんですから、当然左を向いて構えています。

宮本)それが大きな間違いです。左を向くと、今度は左が怖くなりませんか? だから右に打とうと体が反応してしまうんです。それに左を向くとオープンスタンスになりますよね。体が開くとフェースが開く。つまりスライスしやすくなるんです。右がNGなら、あえて右を向くとインパクトでつかまえやすくなりますよ。

ALBA)なるほど。言われてみると、確かにそうかもしれません。

宮本)ほかにもスライスの原因はありますよ。右を怖がっているときはスイングが縮こまります。すると腕が振れずに体だけでボールを打ちにいくんです。いわゆる振り遅れですね。

ALBA)だからフェース面が開くんですね。

宮本)ボールを打つ前に手打ち素振りでフェースローテーションを思い出してください。腕を振る意識が持てるはずです。

ALBA)アドレスでほかに注意することはありますか?

宮本)ティアップが高いと右肩が下がり、フェース面が開きやすいので、いつもより低めにセットしましょう。ボールの高さはクラブから3分の1くらい出る程度です。

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