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木に当てない!枝にも当てない!林からの100点ショット(講師・清水洋一)

木に当てない!枝にも当てない!林からの100点ショット(講師・清水洋一)

ティショットが大きく曲がって、ボールは林の中へ。グリーンは狙えないので、フェアウェイへ確実に出しておきたい場面。ところが木に当てたり、高く上がりすぎて枝を直撃することがよくある。そんなミスを犯さぬために、林からの脱出法を清水洋一に学ぶ。(※ALBA701号掲載)

配信日時:2019年4月11日 12時30分

【低く打って木の間を抜く】脱出方向を見ないで1メートル先の目印に集中する

ボールの後方に回り、打ち出していきたいラインをイメージ。そのライン上、ボールのすぐ先に設定した目印にフェースをしっかり合わせて構える

ボールの後方に回り、打ち出していきたいラインをイメージ。そのライン上、ボールのすぐ先に設定した目印にフェースをしっかり合わせて構える

目の前の目印に向け打ち出すことに集中。軸ブレも防げて、脱出成功率も高まる

目の前の目印に向け打ち出すことに集中。軸ブレも防げて、脱出成功率も高まる

【Point1】シンプルに打てるようにインパクトの形で構える

アドレスではスタンスを狭めて若干オープンに、ボール位置はやや右足寄り。軽く左足体重にして、インパクトの体勢をあらかじめ作っておくようにして構えます。バックスイングで手首の動きを使って、クラブをヒョイと上げるのはご法度。必ず体の回転を伴わせ、手元を胸の前にキープして上げるようにしてください。
軽くヒザを送り込んで、インパクトの体勢そのままの姿勢で構える

軽くヒザを送り込んで、インパクトの体勢そのままの姿勢で構える

【Point2】アウトサイド・イン軌道も肩のラインはスクエアに

ダウンスイングはスタンスなりに、ややアウトサイド・インのヘッド軌道。ただし、ヘッドの動きにつられて胸が早く開き、右肩がかぶるとフェースもかぶって、打球を狙いよりも左に飛ばしてしまいます。したがって、ヘッドを左に振り抜きつつも胸の開きを抑え、肩のラインをスクエアに戻してインパクトを迎えるようにしましょう。
アドレスではスタンスこそ若干オープンだが、ヒザ、肩のラインと徐々にスクエア。スタンスなりの軌道も、ダウンスイングで右肩がかぶると打球は左の木にカキーン

アドレスではスタンスこそ若干オープンだが、ヒザ、肩のラインと徐々にスクエア。スタンスなりの軌道も、ダウンスイングで右肩がかぶると打球は左の木にカキーン

【Point3】頭の位置を動かさずに体の回転を伴わせて打つ

ランを多めに、飛距離を稼ぐのはクラブの役目。自らそうさせようとすると、ダウンスイングで頭が突っ込んでダフったり、手元が先行しすぎてインパクトでフェースが開き、狙いよりも打球を右に飛ばすことになります。頭は終始、アドレスの位置のまま、ダウンスイングでも体を回転させる中でボールをとらえるのが必須です。
体の動きとともに手元を胸の前に維持してクラブを上げる。フォローまで振り抜く中、ボールを打ち抜くようにしよう

体の動きとともに手元を胸の前に維持してクラブを上げる。フォローまで振り抜く中、ボールを打ち抜くようにしよう

ッティングの要領で打ち出しライン上にスパットを設定

「確実に林から脱出したい場面の打ち方では、ライナー気味の打球でランを多くし、飛距離を稼ぎたい。そのときもボールを打ちにいかず、番手を上げてサラッと打ち抜くのが肝心です。

当てにいくと軸ブレを招いて逆にダフったりして、木に跳ね返されてキン、コン、カンということも起きがちですからね。スタンスは若干オープンスタンスにして、クラブを振り抜きやすくさせたいです。

また打ち方で有効なのが、ボールのすぐ先に目印を設定し、そこへ打ち出すことだけに集中すること。

ボールの後方に回って、打ち出しラインをイメージしたら、ライン上のボールのすぐ先に目印を設定し、フェースをしっかりと合わせて構えるのです。

打球の行方は一切気にせず、ボールを目印の上に打ち出すことだけに意識を集めて打つ。それこそが最もナイスアウトへと導いてくれる手法です」



講師・清水洋一(しみず・よういち)/1963年生まれ、埼玉県出身。97年プロ転向。高校時代までサッカー部で活躍。その後9年間のサラリーマン生活を経て27歳でプロゴルファーを目指し、34歳の時にプロテスト合格。レギュラーツアー時代は無名も、シニアツアーで開花し、安定した成績を残している。


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