手のヒラを上に向けて握るとリキみが消える【讃岐のヒデキ!パットレッスン第4回】
パターは手のヒラを合わせた形で握るイメージが強い。ところが、それだとヒジが張って力みやすい。雑巾をしぼる前の形がいいのだ(※ALBA730号掲載)
配信日時:2019年4月18日 09時00分
成田美寿々はグリップから直した
「パットに型なしとよくいわれます。プロを見たって握り方は様々。もしかしたらパターの握り方自体を気にしたことがない人も多いかもしれません。でも実は、成田美寿々プロからパターを教えてくださいと頼まれたとき、グリップから直したんです。
私が教えるグリップは両手とも下から握ります。成田プロも“すごく下からですね”と驚いたくらい。握り方とセットでパターのライ角通りに構える方法があるのでやってみてください。まず、ヒジを曲げて胸の前で手のヒラを上に向けて握ります。
そのとき、ヘッドの重みで手首を甲側に曲げると両ワキは軽く締まります。そのまま前傾するだけで、ライ角通りに構えられるんです。しかも腕に余計な力が入らないので、体の回転で打てる。
では、なぜ両手のヒラを合わせた形で握ってはいけないのか? 両ヒジが左右に張って肩に力が入りやすいからです。アドレスでは手元が下がってパターのトゥ側が浮く。結果、手先でヘッドを真っすぐ動かそうとするので、方向性も距離感も合いません。
握り方を変えると最初は違和感があるかもしれませんが、だんだんとしっくりきてパットが良くなりますよ」
私が教えるグリップは両手とも下から握ります。成田プロも“すごく下からですね”と驚いたくらい。握り方とセットでパターのライ角通りに構える方法があるのでやってみてください。まず、ヒジを曲げて胸の前で手のヒラを上に向けて握ります。
そのとき、ヘッドの重みで手首を甲側に曲げると両ワキは軽く締まります。そのまま前傾するだけで、ライ角通りに構えられるんです。しかも腕に余計な力が入らないので、体の回転で打てる。
では、なぜ両手のヒラを合わせた形で握ってはいけないのか? 両ヒジが左右に張って肩に力が入りやすいからです。アドレスでは手元が下がってパターのトゥ側が浮く。結果、手先でヘッドを真っすぐ動かそうとするので、方向性も距離感も合いません。
握り方を変えると最初は違和感があるかもしれませんが、だんだんとしっくりきてパットが良くなりますよ」
〇両手のヒラを上に向けるとライ角通りに構えられる
手のヒラを上に向け手首を甲側に曲げた形で前傾していくと、手元は絶対に下がらない。自然とライ角通りに構えられる。ワキが締まって体の回転で打てる。
×手のヒラを合わせるとトゥ側が上がりやすい
両手を合わせた形で握って前傾すると、ヒジが左右に張って手元が下がる。その作用でパターのトゥ側が上がる。肩に力が入ってワキが開くので手打ちになる。
両手を合わせた形で握って前傾すると、ヒジが左右に張って手元が下がる。その作用でパターのトゥ側が上がる。肩に力が入ってワキが開くので手打ちになる。
連載
讃岐のヒデキ〜1ラウンド「30パット」への道