ドライバーで曲がってしまってOBするという人にオススメの打ち方があります。私が最近やっていることですが、左右にOBゾーンが迫っており、球を曲げられない状況ならば、わざと低いスライスを打つ方法です。低いスライスだとある程度球もコントロールしやすいので、フェアウェイをキープしやすくなります。

アドレスはいつもならフェースはスクエアに構えて、さらにスタンスも目標に真っすぐになるようにスクエアスタンスに構えます。この低いスライスを打つ打ち方は、オープンスタンスに構えたら、フェースも多少開くのです。ややアウトサイドイン軌道で振って、フェースを少し開いておくことで、スライスを回転をかけていきます。ただ、いつものスライスと違いある程度は球を捕まえにいきます。その際にやってはいけないのは、手元が浮き上がってさらに上体が伸び上がるとコスリ球になってしまうので注意しましょう。

　打ち方のコツとしては縦振りでなく横振りをイメージすることです。手首の角度を変えずにリストターンも極力抑えてスイングするようにしましょう。手首を返してしまうとチーピンになってしまいます。カット軌道に振りながらアドレスのフェースの向きをフォローでも維持するイメージです。ただ手元だけ先行してしまうとフェースが極端に開いてしまうので、注意してください。

川岸 史果
（加賀電子）
1994年10月13日生まれ。怪物といわれた川岸良兼の娘として話題となった。今季からツアー初参戦して、すでに何度も優勝争いに名を連ねるなど活躍を見せる。ドライビングディスタンスは4位に入る飛ばし屋でもある、