【制作秘話】ツアー会場でチョキチョキ…“いい入り”をとことん追求しました
10月10日発売のALBAについている特別付録『いい入り体感シート』。ボールの手前に障害物を置くアイデアは今までにもありましたが、適正な入射角での“いい入り”を実現すべく、さまざまなアイデアを出して制作しました。今回は、そんな制作秘話をご紹介。
配信日時:2019年10月8日 03時00分
本当のダウンブローで打つための練習器具開発
10月10日発売のALBA782号から5号連続で掲載される特別付録。その第1弾として制作したいい入り体感シートの制作には、さまざまな紆余曲折がありました。
今回、協力を依頼したのは谷口拓也プロ。あらゆるレベルのゴルファーが本当のダウンブローを体感することをテーマに制作をスタートしました。
今回、協力を依頼したのは谷口拓也プロ。あらゆるレベルのゴルファーが本当のダウンブローを体感することをテーマに制作をスタートしました。
思い返すと、最初はめちゃくちゃ難しい付録を使っていました。写真を参照いただきたいですが、ボールの手前にほぼスペースがないものを試作品として作ったのです。
当然ながら、最初の試作品は大失敗…。あらゆる面で問題ありのものになっていたのです。しかも最大の過ちは、ただボールの手前に置く設定にしていたことでした。
簡単に説明すると、
・スペースが狭すぎて、いい打ち方をしても付録にヘッドが当たる
・ちょっとのミスでシートが前に飛ぶ
といった問題が生じました。
実際に編集担当の私(田辺)が練習場で試すと、2スイング目でシートを打席前の芝上に飛ばす大失敗。これは絶対にやばい…ということで、その場でいろいろアイデアを練ることになりました。まず思いついたのは、マットの右端にシートを折り曲げて収納する方式。これでマットが前に飛ぶ心配がなくなりました。
当然ながら、最初の試作品は大失敗…。あらゆる面で問題ありのものになっていたのです。しかも最大の過ちは、ただボールの手前に置く設定にしていたことでした。
簡単に説明すると、
・スペースが狭すぎて、いい打ち方をしても付録にヘッドが当たる
・ちょっとのミスでシートが前に飛ぶ
といった問題が生じました。
実際に編集担当の私(田辺)が練習場で試すと、2スイング目でシートを打席前の芝上に飛ばす大失敗。これは絶対にやばい…ということで、その場でいろいろアイデアを練ることになりました。まず思いついたのは、マットの右端にシートを折り曲げて収納する方式。これでマットが前に飛ぶ心配がなくなりました。
ツアー現場でシート形状の微調整
シートの装着方式が決まったところで、細かな形状の調整に入りました。ここまで来ればゴールはもうすぐそこ。やはりプロの意見を聞きたかったので、フジサンケイクラシックで男子プロにテストしてもらいました。
このテストには谷口プロにも同行してもらい、その場でシートをチョキチョキを切って微調整。結果、ほどよいプレッシャーを与えつつ、ヘッド軌道が整う台形の切れ目に形状が落ち着いたのです。
このテストには谷口プロにも同行してもらい、その場でシートをチョキチョキを切って微調整。結果、ほどよいプレッシャーを与えつつ、ヘッド軌道が整う台形の切れ目に形状が落ち着いたのです。
ゴルフ好きのカメラマンさんから最後のヒント ボール手前にゆるやかな傾斜を作成
シートの形状はほぼ決まりましたが、特別付録として載せるからにはあと一つ特別な何かをつけたいところです。
そんなとき、大きなヒントをくれたのはこの日一緒に動いていたカメラマンさん。「手前に傾斜作ったら打ち込むイメージが湧くんじゃない?」。これだ!と思い、その場でシートに切れ目を入れて試作をしてみると、これがかなりいい感じ。
そのあとでテストしてくれたプロの方々にも、この傾斜があるとゆるやかな入射がイメージできるねとありがたいコメントをいただけました。
そんなとき、大きなヒントをくれたのはこの日一緒に動いていたカメラマンさん。「手前に傾斜作ったら打ち込むイメージが湧くんじゃない?」。これだ!と思い、その場でシートに切れ目を入れて試作をしてみると、これがかなりいい感じ。
そのあとでテストしてくれたプロの方々にも、この傾斜があるとゆるやかな入射がイメージできるねとありがたいコメントをいただけました。
この後も、細かなデザイン調整などがあったものの、なんとか特別付録第1弾『いい入り体感シート』は完成に至りました。製作期間は約1か月。長いような、短いようなという感じですが、最終的には、間違いなくアイアンの上達を実感できる付録に仕上がったと自負しております。
ALBA782号には谷口プロによる特別付録を生かしたレッスンも掲載されていますので、合わせてお試しいただけたら幸いです。
ALBA782号には谷口プロによる特別付録を生かしたレッスンも掲載されていますので、合わせてお試しいただけたら幸いです。