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    ALBAが提案する“本当に上手くなる”アイデア器具〜第3弾「グリップ径チェッカー/ロフト&ライ角チェッカー」

    5号連続特別付録第3弾!11月14日(木)発売のALBA784号に付いてくるのは『グリップ径チェッカー/ロフト&ライ角チェッカー』。

    配信日時:2019年11月13日 23時00分

    • レッスン
    目次 / index
    • グリップに対して、できる限り垂直にチェッカーを差し込むのがポイント。斜めに差し込んでしまうと正確な太さが測れません
    • 右手部分を細くしているプロに多いのは、ショットの精度で勝負するタイプ。右手でしっかりグリップを握ることで、フェース面の繊細な変化を感じ取っているようだ
    この記事の写真 22 枚を見る

    カタログには載っていない裏スペックを測ってみよう!ミスの原因はスイングじゃない…クラブにあった!?

    ALBA784号の第二特集は…「カタログには載っていない裏スペックを測ってみよう!ミスの原因はスイングじゃない…クラブにあった!?」。

    どうしてもスイングがしっくりこなくて、曲がりが止まらない…そんなアマチュアゴルファーの悩みについて、クラブフィッター兼コーチの筒康博は、

    「あらためてクラブをチェックしてみましょう。ショットの精度に大きく影響する“裏スペック”が今のあなたに合っていないのかもしれませんよ」

    という。

    クラブの「スペック」というと、ヘッドだったら、ロフト角やライ角、シャフトの長さやフレックス、ヘッド重量などが思い浮かぶが、筒がいう“裏スペック”とは、(1)グリップ径、(2)アドレスライ角、(3)打点ロフト

    グリップ径=太さは、握り心地に大きく影響する。グリップエンドから2インチが左手、5インチが右手で太さを感じやすい部分で、ボールの曲がりに直結する。

    クラブを構えたときの、地面に対するシャフトの傾きがアドレスライ角。クラブ自体についたライ角よりも、このアドレスライ角を整えるとショットが安定しやすい。

    最後は、打点ロフト。通常、ドライバーに表記されているロフトはフェースセンターで計測したもの。しかし、打点によってロフト角は微妙に変化するため、しっかり把握することが大事なのだ。

    この3つの裏スペックをチェックできるのが、ALBA編集部が提案する『グリップ径チェッカー』『ロフト&ライ角チェッカー』だ。

    『グリップ径チェッカー』の使い方

    意外に知られていないが、ショットの精度に直結するのがグリップ径、まずは、自分が使っているクラブのグリップ径がどれくらいか確認しよう。

    【ステップ1】台形の上底と下底の長さを使って計測位置を見つけよう
    グリップエンドから見て、2インチの位置が左手、5インチの位置が右手でそれぞれ太さを感じやすい部分になります。台形の上底が2インチ、下底が5インチになっていますので、下記の写真を参考に長さを測り、指で計測位置を示しましょう。
    【ステップ2】器具の凹部を使ってピッタリはまる部分を探そう
    グリップに対して、できる限り垂直にチェッカーを差し込むのがポイント。斜めに差し込んでしまうと正確な太さが測れません

    グリップに対して、できる限り垂直にチェッカーを差し込むのがポイント。斜めに差し込んでしまうと正確な太さが測れません

    計測位置を割り出したら、器具の凹部を順番にはめていきます。左手部分は「0.900インチ」、右手部分は「0.807インチ」が基準になります。はめ込むときに、少しだけ抵抗を感じたところがそのグリップの太さ。無理やり押し込まないようにご注意ください。

    プロは右手の太さにこだわりあり!細めはつかまり、太めはボールを押せる

    『グリップ径チェッカー』で男子プロのグリップ径を測ってみると、目的に合わせて“右手で握る部分の太さ”を変えていることがわかった!
    右手部分を細くしているプロに多いのは、ショットの精度で勝負するタイプ。右手でしっかりグリップを握ることで、フェース面の繊細な変化を感じ取っているようだ

    右手部分を細くしているプロに多いのは、ショットの精度で勝負するタイプ。右手でしっかりグリップを握ることで、フェース面の繊細な変化を感じ取っているようだ

    ゆるゆるに握ることで、ヘッドが走りやすいと手嶋。グローブもあえてゆるゆるのサイズを使う工夫もしているとか

    ゆるゆるに握ることで、ヘッドが走りやすいと手嶋。グローブもあえてゆるゆるのサイズを使う工夫もしているとか

    右手を太くする最大のメリットは手首が悪さをしないこと。インパクトの強い飛ばし屋タイプのプロに多い。左のミスを消しつつ、しっかりボールを叩いて飛距離を伸ばしたいゴルファーに合う

    右手を太くする最大のメリットは手首が悪さをしないこと。インパクトの強い飛ばし屋タイプのプロに多い。左のミスを消しつつ、しっかりボールを叩いて飛距離を伸ばしたいゴルファーに合う

    太くすることでクラブと一体化し、右手の返り過ぎを抑えている。また、シャフトのしなりでクラブが暴れることを防ぐ効果もある

    太くすることでクラブと一体化し、右手の返り過ぎを抑えている。また、シャフトのしなりでクラブが暴れることを防ぐ効果もある

    ラフなどで短く持っても違和感のないように右手部分を太くしている。かなり複雑な下巻きをオーダーするこだわりようだ

    ラフなどで短く持っても違和感のないように右手部分を太くしている。かなり複雑な下巻きをオーダーするこだわりようだ

    【試してみました!】下巻き“5重”で右手の太さが「0.807」⇒「0.865」に
    グリップを太くする方法のひとつが下巻きテープを増やすこと。下巻き1枚だと右手の太さは「0.807」インチだったが、5枚だと「0.865」インチまで太くなった

    グリップを太くする方法のひとつが下巻きテープを増やすこと。下巻き1枚だと右手の太さは「0.807」インチだったが、5枚だと「0.865」インチまで太くなった

    『ロフト&ライ角チェッカー』の使い方

    半円形の分度器とカーソルをくり抜き、分度器の中央部分の突起を持ち上げて、カーソルをセットしたら準備OK。自分のクラブのロフトやライ角を測ってみよう!

    ライ角の測り方
    ライ角を測る場合は、まず分度器がフェースの上に乗るようにセット。このとき、分度器のヨコ線がフェースのスコアラインと平行になるようにしましょう。その上で、カーソルの縞模様がある側の端の辺が、シャフトの中心線と重なるように動かします。どのクラブも同じ基準で計測すれば、モデルごとの違いが見えてきますよ。
    ロフトの測り方
    ヘッドのトゥ側から見て、シャフトに対して、分度器のヨコ線が垂直になるようにセット。そこからカーソルを回し、フェースの中央に縞模様の部分を合わせ、←が指す数字がロフト角。ソールはバンスなどで角ばったり、丸みがあるので、シャフトを基準にして、分度器をセットすると正確な数値が測れます。

    右のミスが多い人は絶対チェック!ライ角どおりに構えるは間違いだった!?

    クラブ自体のライ角はどの番手もあまり差はない。しかし、長さは大きな違いがあるので、ドライバーはどうしてもフラットに構える必要がある。これがアドレスライ角の差になる

    クラブ自体のライ角はどの番手もあまり差はない。しかし、長さは大きな違いがあるので、ドライバーはどうしてもフラットに構える必要がある。これがアドレスライ角の差になる

    “クラブのライ角どおりに構える”というと、聞こえはいいが、これは大きな間違い。たとえばドライバーでは、シャフトが41〜43度傾いた状態で使うのがセオリーと筒はいう。クラブ自体のライ角は約60度なので、15度以上の差があることがわかる。
    長いクラブほどアドレスが崩れる

    「ソールをぴったり合わせて、ライ角どおりに構えようと考えるアマチュアは本当に多いです。これをドライバーですると、直立して腕が突っ張った窮屈なアドレスになってしまいます。とはいえ、どこまでグリップを下げるべきか、感覚ではつかみにくいのも事実。

    そこで、特別付録の『ロフト&ライ角チェッカー』を活用してみてください。身長によって多少の差はありますが、アドレスライ角は41〜43度ほどに収まりますので、まず41度と43度の2つを体感して、気持ちいいと感じる方を選んでください。

    最初は違和感があるかもしれませんが、慣れたらショットの精度が格段に変わりますよ」
    「構えてみて、グリップの飛球線側に分度器をセット。あらかじめ、体感したいライ角の数値にカーソルをセットしておき、そのまま分度器の底辺が地面と水平になったときのグリップの高さを感じてみてください」(筒)
    上級者のアドレスライ角は41〜43度にほぼ収まります
    腕をだらんと垂らして、脱力したアドレスを作る石川遼。ややハンドダウン気味で、アドレスライ角は41度と小さめ。身長180センチを超える松山英樹だが、アドレスライ角は42度で石川遼との差はわずかに1度。多くのゴルファーは41〜43度が適正になる。長身のタイガーでもアドレスライ角は43度。もし、アドレスライ角が45度を超えたら、かなり不自然な構えということになる。
    渋野日向子のハンドダウンはちょっと特殊な例です
    強めのハンドダウンで構える渋野日向子のアドレスライ角は37度。適正な範囲を超えてしまっているが、これは腕の長さが理由。身長よりもウィングスパンが長い場合は、40度以下になることもあるわけだ。小平智は、ツアーの中で極端なアップライトで構える選手のひとりだが、そのアドレスライ角は45度。これ以上、ハンドアップに構えてしまうとプッシュアウトが止まらなくなるので注意。

    1つのフェースにロフトは3つある!?

    もし“9度なのに吹いちゃう”“10度なのに上がらない”といった悩みがあるなら、自分の打点ロフトを測ってみよう。ドライバーの表記を鵜呑みにせず、打点ロフトをもとに、モデル選びやカチャカチャでのロフト調整をすると問題が解決されるかも。
    分度器のヨコ線は通常通り、シャフトと垂直になるようセット。カーソルを測りたいポイントに当てれば打点ロフトが測れる。フェースの傷が多くついた打点を測れば、自分の傾向が見えてくる

    分度器のヨコ線は通常通り、シャフトと垂直になるようセット。カーソルを測りたいポイントに当てれば打点ロフトが測れる。フェースの傷が多くついた打点を測れば、自分の傾向が見えてくる

    自分の打点がクラブのロフトになる

    「ドライバーでより理想的な弾道を得るためには、打点ごとのロフトを知ることが大事。効率よく飛ばすには、適正なロフトでインパクトする必要があります。
    モデルによって差はあるが、上めの打点はロフトが増え、下めはロフトが減る。フェースの丸みが強いモデルほど、ロフトの変化が大きいので注意が必要

    モデルによって差はあるが、上めの打点はロフトが増え、下めはロフトが減る。フェースの丸みが強いモデルほど、ロフトの変化が大きいので注意が必要

    そのためには、自分がよく当てる“打点”が何度になっているかを知ることがとても大切です。モデルによって差がありますが、芯より上はロフトが寝て、下は立つ傾向にありますので、それを踏まえた上でヘッドを選べば、飛距離のロスを減らすことができますよ」(筒)

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