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    【大里桃子先生】アイアンは“耳から耳”の振り幅でラインが出る【教えて!女子プロ先生】

    残り130ヤード前後は、グリーンに乗せるだけでなく、できればピンそばにつけたい。でもそんな思いとは裏腹にボールは左右に曲がりバンカーに入ったりする。「上げたい!飛ばしたい!と考えているとスイングが乱れますよ」というのは大里桃子先生。ピンに真っすぐ飛ばすライン出しショットを教えてもらおう。

    配信日時:2020年3月2日 08時00分

    • レッスン
    目次 / index
    手でクラブを上げてオーバースイングになると、打点がブレやすい。胸でスイングする意識を持って、トップとフィニッシュを耳の高さに収めると手打ちを防止できる
    手でクラブを上げてオーバースイングになると、打点がブレやすい。胸でスイングする意識を持って、トップとフィニッシュを耳の高さに収めると手打ちを防止できる
    • ボールを上げようとして右足に体重が残ってしまう人は、右足を引いて左足体重で打つ感覚を養おう
    • 「前ならえ」の形で腕も手首も伸ばしたまま体を回転させると、手首をこねる動きが出ない
    • ボールがつかまらなかったり、つかまりすぎたりする人は、「左手甲=フェース面」と考えてスイングしてみよう
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    ■胸でスイングする意識で手元は耳の高さで収める

    アイアンショットが真っすぐ飛ばない人は、飛ばそうとしてオーバースイングになっていませんか? 手を使って大きく上げるとオーバースイングになり、手で戻さないと当たらないので、打点が安定しません。また、ボールを上げようとすると、右足体重になって軸が右に傾きダフったりしてしまいます。ボールが真っすぐ飛ばない人は、胸でスイングする意識を持ってください。アイアンは飛ばすクラブではなく狙うクラブ。そんなに振りかぶらなくても、トップとフィニッシュの手元は耳の高さで十分ですよ。

    ■右足を引いて左足体重で打つ練習でミート率が高まる

    ボールを上げようとして右足に体重が残ってしまう人は、右足を引いて左足体重で打つ感覚を養おう

    ボールを上げようとして右足に体重が残ってしまう人は、右足を引いて左足体重で打つ感覚を養おう

    ダウンスイングで右足に体重が残ってダフりやすい人や、前傾が起き上がってしまう人は、右足を少し引いてツマ先立ちで打つ練習をしてみましょう。そうすると、軸がブレなくなりますし、左足に乗って打つ感覚ができます。特に当たりが薄くてショートしやすい人には効果テキメンですよ。

    ■“前ならえ”の形で回転するとグリーンを外さない

    「前ならえ」の形で腕も手首も伸ばしたまま体を回転させると、手首をこねる動きが出ない

    「前ならえ」の形で腕も手首も伸ばしたまま体を回転させると、手首をこねる動きが出ない

    アイアンショットでラインを出すには、手首の動きを抑える必要があります。せっかくコンパクトに振っても、手首をこねてしまうとボールは左右に散らばってしまうんです。「前ならえ」の形で体を回転させると、手首の動きを抑えられます。フェースの向きが変わらないので方向性が安定するのです。

    ■「左手甲=フェース面」と思えばもっと曲がらなくなる

    ボールがつかまらなかったり、つかまりすぎたりする人は、「左手甲=フェース面」と考えてスイングしてみよう

    ボールがつかまらなかったり、つかまりすぎたりする人は、「左手甲=フェース面」と考えてスイングしてみよう

    「前ならえ」で振っているのにボールがつかまらない人は、左手甲をフェース面だと思ってください。インパクトのときに左手の甲が目標を向いていれば、フェース面も目標を向いています。最初はアプローチのような小さなスイングで感覚をつかんでください。130ヤード前後のアイアンショットに自信が持てれば、スコアアップ間違いなしです!

    (この記事は2018年12月13日発売のALBA762号、2018年12月27日発売の763号に掲載されました)

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