【永峰咲希先生】UTが上がらない人は5ヤード先の地面を見て構えよう【教えて!女子プロ先生】
いまやセッティングには欠かせないクラブになったユーティリティ。ロングアイアンより簡単に上がって飛ぶはずなのに、苦手意識を持っているゴルファーは意外に多い。3本のユーティリティを使いこなす永峰咲希先生に、ユーティリティが厚い当たりになる“目線”の使い方を教えてもらおう。
配信日時:2020年3月8日 22時00分
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■ボールを上げようとするとつかまらないし上がらない
ユーティリティが苦手な人は「ボールが上がらなそう……」と思っていませんか? ボールを上げようとしてすくい打ちになると、ボールはつかまらないし飛びません。右を嫌がって手首を返すと、今度は左に引っかけます。ヘッドの軌道が不安定になるため、左右のミスだけでなくダフリやトップも出やすくなるのです。
■5ヤード先の地面を見て構えると厚い当たりに変わる
まずは、「ユーティリティが勝手にボールを上げてくれる!」と道具を信じることが大切。次に“目線”を意識してみてください。「ボールを上げたい」と思っていたときは、“目線”を上げて構えていたはず。それだとアドレスで右肩が下がり、すくい打ちになりやすいのです。私のオススメは、5ヤードくらい先の地面を見ること。これだけでアドレスで右肩が下がらなくなり、厚い当たりに変わりますよ。
■打ち込み過ぎて飛ばない人は手元を上げて構えよう
アドレスでもう1つ注意点があります。手元の位置を下げすぎないようにすることです。手元が低いとすくい打ちとは逆に、上から打ち込み過ぎてボールは飛ばなくなる。ヘッドのトゥ側が上がらないように手元の位置を上げて構えれば、打ち込み過ぎを防げます。ヘッドのトゥ側が上がりすぎていないか、他の人にチェックしてもらいましょう。
■右ヒザを左ヒザに寄せていくとボールがつかまる
ユーティリティの理想的なヘッド軌道はレベルブローです。できるだけ地面と平行にヘッドが動いているときにインパクトしたい。すると、適正な打ち出し、スピン量になり、飛距離も方向性も安定します。ポイントはダウンスイングで右ヒザを左ヒザに寄せていく動きです。左ヒザが流れるスエーや、右肩や右ヒザが前に出て上体がかぶる動きを防げます。ユーティリティでより簡単にボールをつかまえて飛ばすことができますよ。
(この記事は2019年3月14日発売のALBA768号、2019年3月28日発売のALBA769号に掲載されました)
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(この記事は2019年3月14日発売のALBA768号、2019年3月28日発売のALBA769号に掲載されました)
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