6番アイアンの当たりが薄いのは前傾が起き上がるから
80切りを目指すレベルでも、6番や5番アイアンになるとボールが上がり切らずに、番手通りの飛距離が出なくなる人が多い。むしろ7番アイアンの方が飛距離が出たりする。これはスイング中に生まれる遠心力によってインパクトで体が起き上がり、浅い入射角によって当たりが薄くなるのが原因です。スピン量が足りないので、番手通りの高さとキャリーが出ません。
これを修正するには、クラブを極端に短く握って打つ練習が効果的。右手でシャフトをつかむくらいの“超短グリップ”にすると、必然的に前傾角度が深くなり、アップライトなプレーンになる。体が少しでも起き上がると球に届かないので、ダウンスイング以降は「前のめり」になる感じで、前傾角度は自然に深くなります。この練習をしてから通常の長さのグリップに戻せば、球がしっかりつかまって高さとキャリーが出る。5番アイアンでも安定してグリーンに届きますよ。
これを修正するには、クラブを極端に短く握って打つ練習が効果的。右手でシャフトをつかむくらいの“超短グリップ”にすると、必然的に前傾角度が深くなり、アップライトなプレーンになる。体が少しでも起き上がると球に届かないので、ダウンスイング以降は「前のめり」になる感じで、前傾角度は自然に深くなります。この練習をしてから通常の長さのグリップに戻せば、球がしっかりつかまって高さとキャリーが出る。5番アイアンでも安定してグリーンに届きますよ。
クラブが長くなるほど入射角は緩やかになる
クラブが長くなるほど前傾角度は浅くなり(左)、フラットなプレーンで緩やかな入射角に。反対にクラブが短くなるほど前傾角度は深くなり(右)、アップライトなプレーンで鋭角な入射角になる。番手によって入射角が変わるメカニズムを理解しておくことが重要です。
(この記事は2019年1月24日発売のALBA765号に掲載されました)
(この記事は2019年1月24日発売のALBA765号に掲載されました)
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田島創志
たじま・そうし/76年生まれ。群馬県出身。多彩なテクニックを擁する技巧派で、03年のKBCオーガスタ優勝。現在はJGTO理事兼コースセッティングアドバイザーを務める。米PGAツアー選手の最新スイングを研究して実践。その様子を自身のSNSにアップしている。
たじま・そうし/76年生まれ。群馬県出身。多彩なテクニックを擁する技巧派で、03年のKBCオーガスタ優勝。現在はJGTO理事兼コースセッティングアドバイザーを務める。米PGAツアー選手の最新スイングを研究して実践。その様子を自身のSNSにアップしている。