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【80切り】5番、6番アイアンは超短グリップで高い球が打てる

【80切り】5番、6番アイアンは超短グリップで高い球が打てる

80を切るならバーディチャンスを増やしたい。アイアンでパーオン率を上げることが必要になってくる。悪くてもパー、あわよくばバーディというホールを増やしていきたい。7番アイアンまでは普通に打てるのに、6番アイアンになった途端、ボールに当たらず上がらず飛距離が出なくなる。それを解消するには?

配信日時:2020年5月1日 12時00分

右手がシャフトにかかるくらい短く握って打つ練習をすると、前傾が深くなって鋭角に打ち込める
右手がシャフトにかかるくらい短く握って打つ練習をすると、前傾が深くなって鋭角に打ち込める

6番アイアンの当たりが薄いのは前傾が起き上がるから

80切りを目指すレベルでも、6番や5番アイアンになるとボールが上がり切らずに、番手通りの飛距離が出なくなる人が多い。むしろ7番アイアンの方が飛距離が出たりする。これはスイング中に生まれる遠心力によってインパクトで体が起き上がり、浅い入射角によって当たりが薄くなるのが原因です。スピン量が足りないので、番手通りの高さとキャリーが出ません。

これを修正するには、クラブを極端に短く握って打つ練習が効果的。右手でシャフトをつかむくらいの“超短グリップ”にすると、必然的に前傾角度が深くなり、アップライトなプレーンになる。体が少しでも起き上がると球に届かないので、ダウンスイング以降は「前のめり」になる感じで、前傾角度は自然に深くなります。この練習をしてから通常の長さのグリップに戻せば、球がしっかりつかまって高さとキャリーが出る。5番アイアンでも安定してグリーンに届きますよ。

クラブが長くなるほど入射角は緩やかになる

クラブが長くなるほど前傾角度が起きて入射角が浅くなり、十分なスピンをかけるのが難しくなる

クラブが長くなるほど前傾角度が起きて入射角が浅くなり、十分なスピンをかけるのが難しくなる

クラブが長くなるほど前傾角度は浅くなり(左)、フラットなプレーンで緩やかな入射角に。反対にクラブが短くなるほど前傾角度は深くなり(右)、アップライトなプレーンで鋭角な入射角になる。番手によって入射角が変わるメカニズムを理解しておくことが重要です。

(この記事は2019年1月24日発売のALBA765号に掲載されました)

レッスン内容を映像で見る|13分0秒



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1ダウンブローは自分に合ったボール位置がカギ
2ボールの高さのコントロール〜体を使ったインパクトが肝
3クラブの長さと前傾角〜短くなれば深くタテ振りに
4腕のアームローテーションはヒザ立りスイングでマスター
5ボールを思いどおりに曲げる肝は「スタンスとフェースの関係性」
6ツマ先上がり&ツマ先下がり攻略
7ロングアイアンのコツは前傾角とスピン量
8フェアウェイバンカーは…短く持ち、カラダの回転と同調
田島創志
たじま・そうし/76年生まれ。群馬県出身。多彩なテクニックを擁する技巧派で、03年のKBCオーガスタ優勝。現在はJGTO理事兼コースセッティングアドバイザーを務める。米PGAツアー選手の最新スイングを研究して実践。その様子を自身のSNSにアップしている。
連載

3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える【ALBA本誌連動】

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