“迷わない”渋野日向子は情報の整理が上手い 90切り目指すならスコアカードに一工夫【プロキャディからの助け舟】
トーナメント会場にいる関係者のなかで、一番近くでプロゴルファーのプレーを見ているのがプロキャディ。そんなプロキャディに、我々アマチュアゴルファーのスコアアップにつながる“アドバイス”を聞いた。今回は渋野日向子の8打差逆転劇をキャディとして支えた藤野圭亮氏。
配信日時:2020年5月20日 03時05分
■自分がどんなタイプかを見極めるのがスコアアップに
「自分に何が必要で何がいらないかを理解して、情報を取捨選択できればアマチュアの方もより気持ちよく振れると思います。例えば黄アルムプロは残り距離を聞くときに“ピンまでの距離しかいらない”と言います。なぜかというと“そこに打つ自信があるから”。一方で逆に調子の悪い人ほど、キャディとの会話も長くなっていると感じます」と藤野キャディ。
アマチュアでも考えすぎてプレーが遅くなるプレーヤーもいるが、自分に必要な情報が何であるかを考えればプレーのリズムも良くなり、スコアも改善しそうだ。
「これはトッププロの極端な例ですが(笑)、アルムプロのように余計な情報を遮断するのも一つの手かもしれません。逆にエッジとバックエッジとピンまですべて把握して広く使って打つほうがいい結果に結びつく方もいますし、バックエッジの距離だけ聞いて手前OKで奥には絶対こぼさないとすることでスコアが良くなる方もいます。OBの場所が分かっていないと不安かもしれないですし、逆に意識しすぎてしまうかもしれません。自分がどういうタイプなのか知るだけでも、スコアは変わってくると思いますよ」
アマチュアでも考えすぎてプレーが遅くなるプレーヤーもいるが、自分に必要な情報が何であるかを考えればプレーのリズムも良くなり、スコアも改善しそうだ。
「これはトッププロの極端な例ですが(笑)、アルムプロのように余計な情報を遮断するのも一つの手かもしれません。逆にエッジとバックエッジとピンまですべて把握して広く使って打つほうがいい結果に結びつく方もいますし、バックエッジの距離だけ聞いて手前OKで奥には絶対こぼさないとすることでスコアが良くなる方もいます。OBの場所が分かっていないと不安かもしれないですし、逆に意識しすぎてしまうかもしれません。自分がどういうタイプなのか知るだけでも、スコアは変わってくると思いますよ」
次ページ
ある一工夫で精神的余裕が生まれる