ALBA Net  ゴルフ
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【80切り】左ピンはしっかり、右ピンは軽く振ってバーディチャンスを増やす

【80切り】左ピンはしっかり、右ピンは軽く振ってバーディチャンスを増やす

80を切るならバーディチャンスを増やしたい。アイアンでパーオン率を上げることが必要になってくる。悪くてもパー、あわよくばバーディというホールを増やしていきたい。ピンポジションが右か左かで球筋を変えるのが、ワンランク上のゴルフだ。

配信日時:2020年5月22日 03時00分

振り抜きを重視してしっかり振ると、フェースが返ってドローがかかる。フェードで狙う場合は、軽く振ってフェース面をキープしながらコンパクトなフィニッシュを作る
振り抜きを重視してしっかり振ると、フェースが返ってドローがかかる。フェードで狙う場合は、軽く振ってフェース面をキープしながらコンパクトなフィニッシュを作る

真っすぐ狙うより曲げたほうがリスクは少ない

ピンが左に切ってあるとき、ピンを真っすぐ狙って少しでも左に曲がると、グリーンを外してピンの近い難しいアプローチが残ってしまいます。そんなときは、グリーンの真ん中からドロー系の球筋で狙えば、グリーンを外すリスクを回避しながらバーディチャンスにつけることができます。

クラブを強めに握ってしっかり振るとフェースが返りやすくなるので、球筋はドローに。右へ曲がる逆球のミスは出にくくなります。反対に軽めに振るとフェースが返りにくくなるので、フェード系の球筋になります。これはピンが右に切ってあるときに有効。ピンが左橋のときは「しっかり」、右端のときは「軽く振る」のがベタピンショットのポイントです。

左ピンはつかまりやすい小さい番手でしっかり打つ

ドローで狙うなら、つかまりやすい小さい番手を選んでグリーンセンターから曲げていく
フェードで狙うときはグリーンセンターを向いて打つ。フェードがかからずに真っすぐ飛んでもグリーンセンターに乗り、フェードがかかればベタピンにつく
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ドローで狙うなら、つかまりやすい小さい番手を選んでグリーンセンターから曲げていく
ピンが左に切ってあるとき、7番アイアンか8番アイアンで迷ったら8番を選択しましょう。小さい番手でしっかり打ったほうが、ドロー回転がかかりやすくなります。ピンが右に切ってあるときは、大きめの番手を選んだ方がボールはつかまらないので、フェード系の球筋が出やすくなるのです。

(この記事は2016年11月24日発売のALBA713号に掲載されました)

■3段階レベル別上達法〜100切り〜ドライバーのOBを防ぐ
■3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす
■3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える
植田浩史
うえだ・ひろし/58年生まれ。大阪府出身。師匠は“リトル・コーノ”と呼ばれマスターズでも活躍した河野高明。7回目のプロテストで合格した苦労人でレギュラーツアーでは未勝利だったが、シニア転向後の2010年の「スターツシニア」で初優勝。河野が肝臓がんで亡くなった2カ月後の涙の勝利だった。現在は太平洋クラブ益子PGAコースの支配人や日本プロゴルフ協会副会長を務めている。
連載

3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える【ALBA本誌連動】

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