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【80切り】クラブとボールがなくても上達できる! ベンチの後ろでシャドースイング

【80切り】クラブとボールがなくても上達できる! ベンチの後ろでシャドースイング

80を切るならアイアンのパーオン率を上げて、悪くてもパー、あわよくばバーディというホールを増やしていきたい。そのための練習法として、ベンチや椅子を障害物にしてシャドースイングをしてみよう。すると、『手の通り道』の再現性が高まり、アイアンの精度がアップする。

配信日時:2020年6月12日 12時00分

ベンチの背面の手元が当たらないギリギリの所に立って、シャドースイングする。何もない所で行うよりも、視覚的な効果が加わって、手元が浮くのを抑えられる
ベンチの背面の手元が当たらないギリギリの所に立って、シャドースイングする。何もない所で行うよりも、視覚的な効果が加わって、手元が浮くのを抑えられる

『手の通り道』を意識すると距離感が安定する

インパクトで手元が浮いて、体から離れてしまうとショットは安定しません。『手の通り道』を意識することが、左右のブレ幅を狭くし前後の距離感を安定させるために重要になります。

私のオススメの練習法は、クラブを持たないシャドースイングです。まず、ベンチの後ろ側に回って、背もたれに手元が当たらない、ギリギリの所でアドレスします。そして、その場でシャドースイングを繰り返しましょう。

ベンチの視覚的効果でインサイドから下ろせる

体の回転と手の振りが同調し、『手の通り道』が一定になることで、安定したアイアンショットが打てる

体の回転と手の振りが同調し、『手の通り道』が一定になることで、安定したアイアンショットが打てる

これが簡単、かつ効果抜群! ベンチが目の前にあると視覚的な効果によって、手をインサイドから振り下ろせます。さらに右肩が前に突っ込まなくなり、インパクトゾーンで手元が浮くのを矯正できる。『手の通り道』の再現性アップが、ショットの安定感につながるわけです。

また、ベンチと平行に立つことで、スクエアな感覚も磨けます。机や椅子などを使えば、家でも会社でもできるので、ぜひ試してみてください。

(この記事は2017年1月12日発売のALBA716号に掲載されました)

■3段階レベル別上達法〜100切り〜ドライバーのOBを防ぐ
■3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす
■3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える
植田浩史
うえだ・ひろし/58年生まれ。大阪府出身。師匠は“リトル・コーノ”と呼ばれマスターズでも活躍した河野高明。7回目のプロテストで合格した苦労人でレギュラーツアーでは未勝利だったが、シニア転向後の2010年の「スターツシニア」で初優勝。河野が肝臓がんで亡くなった2カ月後の涙の勝利だった。現在は太平洋クラブ益子PGAコースの支配人や日本プロゴルフ協会副会長を務めている。
連載

3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える【ALBA本誌連動】

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