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    【90切り】緩やか軌道でミスが激減 “30ヤード以内”はヘッドから切り返す

    90を切るには、パーオンを逃がしたホールでいかにパーを拾うかが大事。難しいライなら確実にグリーンに乗せ、花道などのやさしいライからは1パット圏内に収めたい。「そもそもアプローチとショットでは体を動かす順番が違う」と河本結のコーチを務める目澤秀憲はいう。

    配信日時:2020年6月10日 03時00分

    • レッスン
    目次 / index
    アプローチはボールまでの助走距離が短いので、ヘッドから切り返した方が下半身は暴れず、ミートしやすくなる
    アプローチはボールまでの助走距離が短いので、ヘッドから切り返した方が下半身は暴れず、ミートしやすくなる
    • ヘッドから切り返すと入射角が緩やかになって距離感が合いやすい。クラブ全体を動かすようなイメージで打つとバンスが使える
    • 下半身リードで打つとハンドファーストの度合いが強くなって距離感が合いにくい
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    アプローチは下半身リードしなくていい

    アプローチで安定して寄せるためには、ショットとの違いを理解することも大切です。飛距離を稼ぐために下半身を先行させ上半身との時間差を作るショットに対し、飛距離を必要としないグリーン周りのアプローチでは体の回転とクラブの動きを同調させたほうがいい。切り返し以降に動かす順番が変わってきます。

    30ヤード以内は、“ショットと逆”と覚えてください。ショットは切り返しで骨盤から動き出し、胴体、腕、ヘッドの順番で動くのに対し、アプローチはヘッド、腕、胴体と動き、最後に骨盤で支えるのです。ヘッドから動かすことで、軌道が緩やかになってウェッジのバンスが使えるので距離感や方向性が向上。鋭角な軌道が原因で起こるチャックリのミスも防げます。

    ヘッド先行でも手首の角度はキープする

    ヘッドから切り返すと入射角が緩やかになって距離感が合いやすい。クラブ全体を動かすようなイメージで打つとバンスが使える
    下半身リードで打つとハンドファーストの度合いが強くなって距離感が合いにくい
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    ヘッドから切り返すと入射角が緩やかになって距離感が合いやすい。クラブ全体を動かすようなイメージで打つとバンスが使える
    ヘッドから切り返すといっても、急激に手首のリリースを行うのはNG。腕とクラブでできる手首の角度はキープして下ろします。ショットと同じように下半身リードで打とうとすると、過度なハンドファーストに。振り幅が30ヤード以内では入射角が安定しません。また足を止めて上体だけで打てばリリースが早くなり、ダフリの原因になります。

    (この記事は2019年7月11日発売のALBA776号に掲載されました)

    レッスン内容を映像で見る|4分24秒



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    1ミス撲滅!ミート率アップのアドレス
    2ベアグラウンドも大丈夫〜悪いライからの打ち方
    3コロがしミス撲滅!右手をウィークに握る
    4切り返しはクラブから動かす
    5アプローチは右手のヒラの使い分け
    5テークバックは手が内側でヘッドは外側
    目澤秀憲
    めざわ・ひでのり/ 91年生まれ。東京都出身。インドアゴルフスタジオ『Five elements 西麻布店』でヘッドインストラクターを務めながら、ツアープロコーチとして河本結を指導。日本に数名しかいないTPI(Titlist Performance Institute)Level 3 GOLF & JUNIORを持ち、アメリカの最先端の理論を常に吸収しながら、ツアープロからアマチュアまで幅広いゴルファーを教えている。
    連載

    3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす【ALBA本誌連動】

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