山路晶の笑い飛ばそう!!【体幹で打つ(1)】アドレスはカカト体重「下半身を使うともっと飛びます」
打つとき以外は笑っている?キャリー250ヤードの山路晶の飛ばしテクニックを紹介。
配信日時:2020年6月22日 03時00分
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【第1回:体幹で打つ(1)】アドレスはカカト体重「下半身を使うともっと飛びます」
黄金世代No.1の飛ばし屋、いやもしかすると、穴井詩や葭葉ルミ以上の日本女子ツアーNo.1の飛ばし屋かもしれない山路晶。昨年のドライビングディスタンスは250.85ヤードで6位だが、「シーズン中の調子が良いときは、250ヤードのバンカーは越えていたかな」と飛ばしのポテンシャルは計り知れない。そんな山路の飛ばしテクニックを7回に分けてドドーンと公開! 今回のテーマは“手先”を使わず“体幹”で打つこと。
取材協力/船橋カントリー倶楽部 撮影/岩本芳弘
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取材協力/船橋カントリー倶楽部 撮影/岩本芳弘
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下半身を意識したら、飛距離が10ヤード伸びた
私が昨年から意識しているのは下半身で飛ばすことです。飛ばそうとすると、腕を速く振ろうとしがち。私自身も下半身を意識する前は、飛距離が出ていても安定感はありませんでした。
それで昨年の夏くらいにアドレスから全部スイングを変えたのです。下半身を意識するようになったら、結果として球筋がフェードになって、飛距離は10ヤードくらい伸びました。やっぱり腕で振るより体幹を使ったほうが飛距離も安定感も出るのです。
それで昨年の夏くらいにアドレスから全部スイングを変えたのです。下半身を意識するようになったら、結果として球筋がフェードになって、飛距離は10ヤードくらい伸びました。やっぱり腕で振るより体幹を使ったほうが飛距離も安定感も出るのです。
カカト体重アドレスのほうが、腰は回しやすい
私はアドレスでカカトに体重を乗せています。それはなぜか。「拇指球に体重をかける」や「骨盤を立てる」という考え方もあると思いますが、前のめりで腰が反ってしまうと、腰が回りにくいですし、腰に負担がかかってケガの原因にもなります。なので私は、カカト体重で骨盤を少し後傾させて、腰を回しやすくしています。
下半身が使えない人は、前後の体重移動がない
下半身を使ってスイングするには、バックスイングで右カカト方向、右のお尻に体重を乗せていきます。切り返しでは、すぐに腕を振るのではなく、一度左足ツマ先方向に踏み込む。そして左足カカト方向に重心を移しながら、限界まで腰を回したら、地面を蹴って押す力で一気にパワーを解放します。
足が使えていない人は、ずっとツマ先体重で振ろうとしている。それだと体が詰まり、パワーが逃げてしまうのです。カカトからツマ先、ツマ先からカカトへの前後の体重移動を行うことによって、下半身が使えてもっと飛ばせるようになります。
足が使えていない人は、ずっとツマ先体重で振ろうとしている。それだと体が詰まり、パワーが逃げてしまうのです。カカトからツマ先、ツマ先からカカトへの前後の体重移動を行うことによって、下半身が使えてもっと飛ばせるようになります。
■山路晶
やまじ・あきら/98年9月10日生まれ。静岡県生まれ宮城県育ち。身長166センチ。B型。今年度22歳になる“黄金世代”で、同い年の畑岡奈紗とは仲良し。和歌山県の記録を持っていた母親譲りの俊足で、ヘッドスピードは45m/s前後を記録する。飛距離を生かした攻めのゴルフと、打つとき以外は笑っている明るいキャラクターが魅力。森六グループ所属。山路晶の公式サイトはこちら
やまじ・あきら/98年9月10日生まれ。静岡県生まれ宮城県育ち。身長166センチ。B型。今年度22歳になる“黄金世代”で、同い年の畑岡奈紗とは仲良し。和歌山県の記録を持っていた母親譲りの俊足で、ヘッドスピードは45m/s前後を記録する。飛距離を生かした攻めのゴルフと、打つとき以外は笑っている明るいキャラクターが魅力。森六グループ所属。山路晶の公式サイトはこちら
連載
“世界レベルの長距離砲” 山路晶の笑い飛ばそう!! 〜目指せ!キャリー250ヤード〜