【80切り】ラフからのフライヤー対策は、“カット軌道”&“ハイフィニシュ”で決まり
80を切るならアイアンのパーオン率を上げて、悪くてもパー、あわよくばバーディというホールを増やしていきたい。ラフにつかまったボールは浮いていて、フライヤーしそうな状況。一番最悪な“飛びすぎ”を防ぐにはどうすればいい?
配信日時:2020年7月10日 03時00分
フライヤーで飛びすると、ダボになる危険も
80切りを目指すレベルでは、ラフからのフライヤーを何とかしたいという人もいるでしょう。ボールが深く沈んでいるライではフライヤーは起こりませんが、ボールが浮いていて、フェースに芝が少し挟まりそうなライでは、フライヤーの危険があります。
ボールにスピンがかからないため、初速が上がって1番手か、ときには2番手くらい飛びすぎてしまうことも。グリーン上にキャリーしてもボールは止まりません。グリーン奥からの難しいアプローチを残せば、ダブルボギーの危険もある。一発のフライヤーで、一気に80切りが難しくなってしまいます。
ボールにスピンがかからないため、初速が上がって1番手か、ときには2番手くらい飛びすぎてしまうことも。グリーン上にキャリーしてもボールは止まりません。グリーン奥からの難しいアプローチを残せば、ダブルボギーの危険もある。一発のフライヤーで、一気に80切りが難しくなってしまいます。
フェースとスタンスを開いて、右にすっぽ抜けを打つ
フライヤーしそうなライでは、オーバーしないようにタテの距離感をいかに合わせるかが勝負。打ち出し角を高くして球の重さで止めるテクニックを教えましょう。
フェースとスタンスを少し開いて構えたら、ややカット軌道にスイング。ハイフィニッシュになるように、クラブを体の左サイドに高く振り抜いてください。あえてボールがつかまらないように打つのです。フェースを開いている分、球は右にすっぽ抜ける感じでOK。こうするとスライス回転の高い弾道になり、フライヤーによる飛びすぎを最小限に抑えられます。前ではなく上に飛ばすことで、球の高さでグリーンに止められるのです。
フェースとスタンスを少し開いて構えたら、ややカット軌道にスイング。ハイフィニッシュになるように、クラブを体の左サイドに高く振り抜いてください。あえてボールがつかまらないように打つのです。フェースを開いている分、球は右にすっぽ抜ける感じでOK。こうするとスライス回転の高い弾道になり、フライヤーによる飛びすぎを最小限に抑えられます。前ではなく上に飛ばすことで、球の高さでグリーンに止められるのです。
(この記事は2017年8月10日発売のALBA730号に掲載されました)
■3段階レベル別上達法〜100切り〜ドライバーのOBを防ぐ
■3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす
■3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える
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■3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える
横島由一
よこしま・よしかず/ 52年生まれ。千葉県出身。パワーフェードとショートゲームを武器にレギュラーツアー通算6勝、生涯獲得賞金は3億2千万円を超える。シニアツアー転向後は2004年に賞金王に輝いた。
よこしま・よしかず/ 52年生まれ。千葉県出身。パワーフェードとショートゲームを武器にレギュラーツアー通算6勝、生涯獲得賞金は3億2千万円を超える。シニアツアー転向後は2004年に賞金王に輝いた。
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3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える【ALBA本誌連動】