【90切り】アプローチの打ち分けは、“右足を広げて”上げる、“右足を狭めて”コロがす
90を切るには、パーオンを逃がしたホールでいかにパーを拾うかが大事。難しいライなら確実にグリーンに乗せ、花道などのやさしいライからは1パット圏内に収めたい。状況によって、上げて止めるか、低く出してコロがすか、基本の2つを覚えておこう。ポイントは右足でスタンス幅を調整することだ。
配信日時:2020年8月12日 03時00分
目次 / index
ボールを低く出してコロがしたいときは、スタンスを閉じてボールを右足の内側に置き、ボールに近づいて立つ。ボールを高く上げたいときは、ここから右足を広げる。体の重心と手元の位置が下がる分、ボールとの距離は少し遠くなる。正面から見た左足とボールとの関係と手元の位置は変わらない
右足でスタンス幅を変えるだけで、ロフトが変わる
ボールからグリーンエッジが遠いときは、キャリーを出さなくてはならないので、高い球を打ちます。一方、グリーンエッジからピンまでの距離が遠いときは、低く出してコロがしたほうがミスしにくいですし、寄せワンの確率が高くなります。上げるか、コロがすか、みなさんはどうやって打ち分けていますか?
高く上げるときは、ボールを左足よりに置いてスタンスを広げ、低くコロがすときは、ボールを右足寄りに置いてスタンスを狭くするのがセオリーです。そのとき、正面から見て左足とボールの位置関係は変えず、右足を広げるか狭めるかで調整すると、高さの打ち分けが簡単になるんです。
どういうことかというと、低く出してコロがすときは、スタンスを閉じてボールを右足の内側に置く。すると、ハンドファーストの度合いが強いのでロフトが立ち、ボールは低くなります。そこから、右足を広げていくと、右足の内側にあったボール位置は左足寄りになり、ロフトが寝るので、高い球が打てるのです。
厳密には、スタンスを広げると、手元の位置が低くなるので、ボールとの距離は少し遠くなります。でも正面から見た左足とボールとの関係は同じなのです。右足を広げるか、狭めるかで、簡単かつ自由自在にボールの高さを変えられるので、ぜひ覚えてください。
高く上げるときは、ボールを左足よりに置いてスタンスを広げ、低くコロがすときは、ボールを右足寄りに置いてスタンスを狭くするのがセオリーです。そのとき、正面から見て左足とボールの位置関係は変えず、右足を広げるか狭めるかで調整すると、高さの打ち分けが簡単になるんです。
どういうことかというと、低く出してコロがすときは、スタンスを閉じてボールを右足の内側に置く。すると、ハンドファーストの度合いが強いのでロフトが立ち、ボールは低くなります。そこから、右足を広げていくと、右足の内側にあったボール位置は左足寄りになり、ロフトが寝るので、高い球が打てるのです。
厳密には、スタンスを広げると、手元の位置が低くなるので、ボールとの距離は少し遠くなります。でも正面から見た左足とボールとの関係は同じなのです。右足を広げるか、狭めるかで、簡単かつ自由自在にボールの高さを変えられるので、ぜひ覚えてください。
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スタンスを狭めてボールを右足寄りに置けば、ダウンブローでボールをとらえられる。フォローで低く長くヘッドを出していくと、低い球で狙ったラインにコロがせる
(この記事は2017年8月10日発売のALBA730号に掲載されました)
■3段階レベル別上達法〜100切り〜ドライバーのOBを防ぐ
■3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす
■3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える
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合田 洋
ごうだ・ひろし/64年生まれ。兵庫県出身。94年の日本プロでジャンボ尾崎を1打差で振り切ってツアー初優勝。最終日の最終18番ホールで、ガードバンカーからパターを使ったパーセーブは伝説となっている。現在は「日本橋 GOLF BASE」を中心に、初心者から競技ゴルファーまで幅広くレッスンを行っている
ごうだ・ひろし/64年生まれ。兵庫県出身。94年の日本プロでジャンボ尾崎を1打差で振り切ってツアー初優勝。最終日の最終18番ホールで、ガードバンカーからパターを使ったパーセーブは伝説となっている。現在は「日本橋 GOLF BASE」を中心に、初心者から競技ゴルファーまで幅広くレッスンを行っている
連載
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