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【80切り】ダウンブローは、9番アイアンと右人差し指の“腹”で作る

【80切り】ダウンブローは、9番アイアンと右人差し指の“腹”で作る

80を切るならアイアンのパーオン率を上げて、悪くてもパー、あわよくばバーディというホールを増やしていきたい。その精度を高めるためには、ダウンブローの技術が不可欠。切り返すときに、右手の人差し指の“腹”でクラブの重さを感じることが大事になる。

配信日時:2020年8月14日 12時00分

練習では腰から腰の振り幅で、右手1本で打つ

9番アイアンを右手1本で短く握り、腰から腰の振り幅で打つ。初〜中級者には難易度が高いドリルだが、80切りを目指すなら、ダウンブローの正しい感覚をつかんでおきたい。力を入れずにクリーンヒットできればOK

9番アイアンを右手1本で短く握り、腰から腰の振り幅で打つ。初〜中級者には難易度が高いドリルだが、80切りを目指すなら、ダウンブローの正しい感覚をつかんでおきたい。力を入れずにクリーンヒットできればOK

80切りのレベルになってくると、アイアンでボールをすくい上げる動きは禁物です。無風のときは普通にグリーンに届いていても、アゲインストではボールが上がりすぎて、大きく飛距離をロスすることになる。ダウンブローに強い球を打つことで、風の影響が少なくなりますし、距離の精度も高まります。

ここでダウンブローを身に付ける練習法を紹介。右手1本で9番アイアンを短く握り、ボールを体の正面に置いたら、腰から腰の振り幅で打ってみましょう。飛距離は50ヤードくらいが目安です。足踏みをする感じで体を左右に揺さぶりながら、手首をやわらかく使うと上手く打てます。

右手の人差し指で「重さ」を感じると、タメにつながる

右手の人差し指の腹(内側)を意識。グリッププレッシャーをソフトにすれば、クラブの「重さ」と「遅れ」を感じられる。この感覚がダウインブローに必要なタメにつながる

右手の人差し指の腹(内側)を意識。グリッププレッシャーをソフトにすれば、クラブの「重さ」と「遅れ」を感じられる。この感覚がダウインブローに必要なタメにつながる

ポイントは、切り返すときに、右手の人差し指の“腹”でクラブの「重さ」と「遅れ」を感じることです。体が先行する(左に回転する)ことで、クラブが一瞬遅れて下りてくる感覚をつかんでください。この感覚がタメにつながり、力を入れて右手首の角度をキープしようとなくても、ハンドファーストの形でインパクトできます。さらに、フェースにボールが乗る感覚をつかめれば、ショットの精度はもっと高くなりますよ。

(この記事は2018年8月9日発売のALBA754号に掲載されました)

レッスン内容を映像で見る|13分0秒



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1右手1本打ちでタメの感覚を身につける
2テークバックにおける両肩の正しい動かし方
3ラフからのリカバリーショット
4フェアウェイバンカーは低い目線と左足体重がカギ
五十嵐 雄二
いがらし・ゆうじ/ 68年生まれ。埼玉県出身。09年の公式戦「日本ゴルフツアー選手権」で40歳にしてツアー初優勝を達成。切れ味鋭いアイアンショットが武器。かつてジャック・ニクラスが愛用していたモデル、「ジョージ・ロー ウィザード600 スポーツマン」などクラシックパターを収集している。18年には、シニアツアーデビューを果たした
連載

3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える【ALBA本誌連動】

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