フェースを真っすぐ動かそうとすると、フェースは開く
曲げたくないからインパクトでフェースを真っすぐに当てたくなる。インパクトはゾーンという表現をしますが、これが勘違いの元で、フェース面が変わらないように真っすぐに動かすのが正しい動きだと思ってしまうと、球は絶対につかまりません。
フォローで左手の甲は背中側を向く
1 / 2
体の正面で手を合わせてシャドースイングをするとき、バックスイングでは右手の甲が背中側を向き、フォローでは左手の甲が背中側を向くくらい腕をローテーションさせる
なぜかというと、フェースを真っすぐ動かそうとすると、フォローで左ヒジを抜くような動きになりやすく、スライスなど右へのミスの原因になります。必要なのは腕のローテーション。真っすぐに打つためには、フェースを開閉させる必要があります。その結果として、インパクトでフェースがスクエアに戻るのです。
フェースを返したら左に引っかかるのでは? と思うかもしれませんが、テニスや卓球を思い返してみると、必ずフォローで面が返っていますよね。それと同じでフェースの開閉を起こさない限り、真っすぐ飛ばせないし、力強い球を打つこともできません。
フェースを返したら左に引っかかるのでは? と思うかもしれませんが、テニスや卓球を思い返してみると、必ずフォローで面が返っていますよね。それと同じでフェースの開閉を起こさない限り、真っすぐ飛ばせないし、力強い球を打つこともできません。
フェースを返そうとすると、頭が右に残る
また、フェースをしっかり開閉させている上級者のスイングを見てみると、胸の開きが抑えられて頭は右に残っています。フェースを真っすぐ動かそうとするもう1つの弊害は、頭が左に突っ込んで胸が早く開きやすくなること。これでは余計ボールはつかまりません。フェースを開閉させる意識を持てば、スイングの動き自体も良くなってくるのです。
(この記事は2017年12月27日発売のALBA739号に掲載されました)
■3段階レベル別上達法〜100切り〜ドライバーのOBを防ぐ
■3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす
■3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える
(この記事は2017年12月27日発売のALBA739号に掲載されました)
■3段階レベル別上達法〜100切り〜ドライバーのOBを防ぐ
■3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす
■3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える
奥山ゆうし
おくやま・ゆうし/83年生まれ。埼玉県出身。強豪・日本大学ゴルフ部を経て、2011年の茨城県オープンで優勝。国内男子ツアー、ANAオープンの出場経験がある。現在は埼玉県を中心に幅広いレベルのゴルファーにレッスンを行っている。YouTubeの「okuyamaゴルフチャンネル」では毎日精力的に動画をアップ!
おくやま・ゆうし/83年生まれ。埼玉県出身。強豪・日本大学ゴルフ部を経て、2011年の茨城県オープンで優勝。国内男子ツアー、ANAオープンの出場経験がある。現在は埼玉県を中心に幅広いレベルのゴルファーにレッスンを行っている。YouTubeの「okuyamaゴルフチャンネル」では毎日精力的に動画をアップ!