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    【90切り】ギュッと握らないのがポイント フワッと上げる2つのドリルに挑戦しよう

    90を切るには、パーオンを逃がしたホールでいかにパーを拾うかが大事。難しいライなら確実にグリーンに乗せ、花道などのやさしいライからは1パット圏内に収めたい。距離の短い10ヤード前後のアプローチで、パンチを入れずにフワッと寄せるには?

    配信日時:2020年10月7日 03時00分

    • レッスン
    目次 / index
    • 腕とクラブで大文字の「Y」を作ってインパクトすれば、フワッとやわらかい出球になる
    • 両手の人差し指と親指をグリップから外して握る。そうすれば、ヘッドの重みを感じながら打てる
    • 手のヒラを合わせるようにしてグリップを挟む。手先でクラブを操作できないので、体の回転で打てるようになる
    この記事の写真 5 枚を見る

    やわらかく打つときは、大文字の「Y」でインパクト

    腕とクラブで大文字の「Y」を作ってインパクトすれば、フワッとやわらかい出球になる

    腕とクラブで大文字の「Y」を作ってインパクトすれば、フワッとやわらかい出球になる

    ボールを高く上げるのではなく、出球の勢いを弱めてやわらかく打つアプローチは、10ヤード前後の短い距離からチップインを狙うシチュエーションや、傾斜を越してラインに乗せたいときなどに重宝します。

    ポイントはクラブの重さ分だけハンドファーストに打つこと。ランニングアプローチやピッチエンドランのインパクトは、腕とシャフトがアルファベットの小文字の「y」の形になる強いハンドファースト。一方で、やわらかく打つアプローチは大文字の「Y」に近く、軽いハンドファーストが理想です。ロフト通りの高さで、振ったなりのスピードでフワッと打ち出せます。

    第一段階は、両手の人差し指と親指を外して打つ

    両手の人差し指と親指をグリップから外して握る。そうすれば、ヘッドの重みを感じながら打てる

    両手の人差し指と親指をグリップから外して握る。そうすれば、ヘッドの重みを感じながら打てる

    もう一つのポイントは、ヘッドの重さを感じられるグリッププレッシャーで握ること。ギュッとでもなく、ユルユルでもない。その感覚を養うために2つのドリルを紹介します。

    第一段階は、両手の人差し指と親指をグリップから外して打つ。それだけでヘッドの重みが感じられ、右手でリリースすることができなくなるので、ガツンと打ったり、すくい打ちのトップが出にくくなります。

    第二段階は、グリップを両手のヒラで挟んで打つ

    手のヒラを合わせるようにしてグリップを挟む。手先でクラブを操作できないので、体の回転で打てるようになる

    手のヒラを合わせるようにしてグリップを挟む。手先でクラブを操作できないので、体の回転で打てるようになる

    第二段階は難易度がアップ。グリップを握らずに両手のヒラで挟んで打ちます。そうすると、手先でクラブを動かせないので体と腕の動きが一体化。体の回転で振る意識を持つとフワッと打つことができます。近いアプローチが苦手だという人は、強く握りすぎているかもしれないので、ぜひ2つのドリルにトライしてみてください。

    (この記事は2018年7月26日発売のALBA753号に掲載されました)

    レッスン内容を映像で見る|13分1秒



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    1距離感を合わせるためのグリップの握る場所、握る強さ
    2フェアウェイウッドやユーティリティを使ったアプローチ
    3やわらか球の打ち方
    4ザックリ&すくい打ちを防ぐ
    長谷川哲也
    はせがわ・てつや/77年生まれ。千葉県出身。17歳でゴルフを始め、5年間の研修生を経た後、プロキャディとして深堀圭一郎、岡本綾子、横峯さくらのバッグを担いでツアーを転戦した。現在は千葉県の「DEPARTURE GOLF ACADEMY」を中心にレッスン活動を行い、ジュニアの育成にも力を入れている
    連載

    3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす【ALBA本誌連動】

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