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    【90切り】砲台グリーンは 『コロがし』が安全 左隣の人と握手するフォローでロフトが立つ

    90を切るには、パーオンを逃がしたホールでいかにパーを拾うかが大事。難しいライなら確実にグリーンに乗せ、花道などのやさしいライからは1パット圏内に収めたい。今回は砲台グリーンやエッジからピンが近いときに役立つ『コロがし』を紹介しよう。

    配信日時:2020年10月28日 03時00分

    • レッスン
    目次 / index
    砲台グリーンやピン近の状況では、左隣の人と右手で握手するイメージでフォローを出して、ワンクッションさせると安全に乗せられる
    砲台グリーンやピン近の状況では、左隣の人と右手で握手するイメージでフォローを出して、ワンクッションさせると安全に乗せられる
    • フォローで右手が握手の形にするとロフトが立ち、ボールにドロー回転がかかってよくコロがる。ロフトが寝るとダルマ落としの危険も
    • ボールを右足寄りに置き、インサイド・アウトに振っていく。無理に上から打ち込むと、スピン量がかかって止まってしまう。緩やかなダウンブローで打とう
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    “砲台グリーン”や“ピン近”はワンクッションで寄せる

    90を切るには、たとえミスしてもグリーンに乗せる、2パット圏内に寄せることが大切です。そこでベースとして覚えておきたいのがワンクッションのアプローチ。例えば、ボールからエッジまで15ヤード、エッジからピンまでが5ヤードのいわゆる“ピン近”のケースでは、キャリーで寄せようとすれば落としどころが狭いので、ミスのリスクが高まります。しかし、ワンクッションのアプローチなら、ラフで跳ねさせてコロがし寄せることができます。

    “砲台グリーン”のときも同様です。上げて寄せようとすると、ショートして戻ってきてしまうこともある。でも土手にワンクッション、ツークッションさせるコロがしなら確実にグリーンに乗せることができます。コロがしのポイントは、左隣に人がいると仮定して、その人と右手で握手するようにフォローを出すことです。

    インサイド・アウトに振って、ドロー回転をかける

    フォローで右手が握手の形にするとロフトが立ち、ボールにドロー回転がかかってよくコロがる。ロフトが寝るとダルマ落としの危険も

    フォローで右手が握手の形にするとロフトが立ち、ボールにドロー回転がかかってよくコロがる。ロフトが寝るとダルマ落としの危険も

    ワンクッションを入れる際には、ドロー回転で強くコロがすのが理想。ボールをやや右足寄りに置いて、インサイド・アウトの軌道をイメージ。フォローで左隣の人と右手で握手をしようとすればトゥが上を向いて、アウトサイドに振り抜けます。インパクトではロフトが立つので、低く強く打ち出すことができるのです。これが使えると、難しい状況でも大ショートや大オーバーを防ぐことができますよ。
    ボールを右足寄りに置き、インサイド・アウトに振っていく。無理に上から打ち込むと、スピン量がかかって止まってしまう。緩やかなダウンブローで打とう

    ボールを右足寄りに置き、インサイド・アウトに振っていく。無理に上から打ち込むと、スピン量がかかって止まってしまう。緩やかなダウンブローで打とう

    (この記事は2020年3月12日発売のALBA792号に掲載されました)

    レッスン内容を映像で見る|4分43秒



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    1クラブで距離を打ち分ける
    2コロがしのフォローは握手の形
    3エッジからはトゥを浮かせてパターのように!
    4逆目のラフはコックを使ってV字に打つ
    5距離のある左足上がりのバンカーは8番で打てば寄る
    5ツマ先上がりはフェースを開いてフラットに振れば引っかけない
    堀尾研仁
    ほりお・けんじ/71年生まれ。岐阜県出身。02年よりツアープロコーチとしてのキャリアをスタート。これまでに田島創志や高橋竜彦、塚田陽亮の初優勝に貢献し、谷口徹をサポートしていたことも。東京都千代田区にあるKEN HORIO GOLF ACADEMYで中心にレッスン活動を行うほか、トーナメント中継の解説者としても活躍。You Tubeチャンネル「堀尾研仁のKHGATV」では、最新スイング解析器『ギアーズ』を使った動画などをアップしている
    連載

    3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす【ALBA本誌連動】

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