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【90切り】ヘッドが抜けない! 逆目のラフは“縦コック”で『V字』に打とう

【90切り】ヘッドが抜けない! 逆目のラフは“縦コック”で『V字』に打とう

90を切るには、パーオンを逃がしたホールでいかにパーを拾うかが大事。難しいライなら確実にグリーンに乗せ、花道などのやさしいライからは1パット圏内に収めたい。逆目のラフで普通に打つと、ヘッドが抜けずボールが飛ばない。どうやって打てばいいの?

配信日時:2020年11月4日 12時00分

ヘッドを上から鋭角に入れて、鋭角に抜くことで逆目のラフの抵抗を減らせる
ヘッドを上から鋭角に入れて、鋭角に抜くことで逆目のラフの抵抗を減らせる

逆目のラフでは、“ロブ”よりも“ピッチ&ラン”が確実

逆目のラフは芝の抵抗が大きくなるので、ヘッドが抜けずにボールが飛ばないミスが出ます。ツアープロならフェースを大きく開いてボールを上げることもありますが、この打ち方は高度なスキルが必要。無理なくグリーンに乗せるには、アプローチの基本である“ピッチ&ラン”がシンプルで簡単です。

V字に振って、芝の抵抗を減らす

ボール位置は真ん中。手首を柔らかくして積極的に縦のコックを使い、ヘッドを鋭角に入れる。目標の右に振ればヘッドが上昇して、芝の抵抗を減らせる
コックが不十分でヘッドが低い位置から入ったり、カットに振ってヘッドが下に潜ったりすれば、芝の抵抗が大きくなって思うように打てない
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ボール位置は真ん中。手首を柔らかくして積極的に縦のコックを使い、ヘッドを鋭角に入れる。目標の右に振ればヘッドが上昇して、芝の抵抗を減らせる
ポイントは芝の抵抗を抑えること。始動から積極的に手首のコックを入れてヘッドを上げたら、インパクト以降もコックを使いヘッドを先行させます。剣道の「メーン」のイメージで手首を使うと、アプローチの“縦コック”になる。体の回転が加わるので、正面から見ればヘッドの軌道は『V字』に見えます。

鋭角にヘッドを入れて出すことで、芝の抵抗を軽減できるのです。フォローはややアウトサイドに、目標の右に振り抜きましょう。
手首のコックの使い方は剣道の「メーン」のイメージ

手首のコックの使い方は剣道の「メーン」のイメージ

(この記事は2020年4月23日発売のALBA795号に掲載されました)

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1クラブで距離を打ち分ける
2コロがしのフォローは握手の形
3エッジからはトゥを浮かせてパターのように!
4逆目のラフはコックを使ってV字に打つ
5距離のある左足上がりのバンカーは8番で打てば寄る
5ツマ先上がりはフェースを開いてフラットに振れば引っかけない
堀尾研仁
ほりお・けんじ/71年生まれ。岐阜県出身。02年よりツアープロコーチとしてのキャリアをスタート。これまでに田島創志や高橋竜彦、塚田陽亮の初優勝に貢献し、谷口徹をサポートしていたことも。東京都千代田区にあるKEN HORIO GOLF ACADEMYで中心にレッスン活動を行うほか、トーナメント中継の解説者としても活躍。You Tubeチャンネル「堀尾研仁のKHGATV」では、最新スイング解析器『ギアーズ』を使った動画などをアップしている
連載

3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす【ALBA本誌連動】

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