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【80切り】林の中からは、“ボール目線”でグリーン方向への突破口を見つけよう!

【80切り】林の中からは、“ボール目線”でグリーン方向への突破口を見つけよう!

80を切るならアイアンのパーオン率を上げて、悪くてもパー、あわよくばバーディというホールを増やしていきたい。「林の中に入ったら脱出優先」というのも賢いゴルフ。でも実はグリーン方向に狙える脱出ルートを見逃しているかもしれない。

配信日時:2020年11月6日 12時00分

立ったままでは見えない脱出ルートを探す

一般ゴルファーは木の下ばかりを見て、上の空間を見ない傾向がある。しゃがんで“ボール目線”になることで、最善の脱出ルートが見つかる

一般ゴルファーは木の下ばかりを見て、上の空間を見ない傾向がある。しゃがんで“ボール目線”になることで、最善の脱出ルートが見つかる

林の中でグリーン方向に空間(脱出できるスペース)があるにもかかわらず、その空間を見つけられずに横に出してしまう人がいます。それは、立ったままで脱出ルートを探すからです。

立った状態の目の高さと地面にあるボールには高低差があり、「見える景色」が違います。大事なのはボールからの景色であり、その場にしゃがんで、できるだけ低い位置から周囲をチェックしましょう。そうすれば、立った状態では狭く見えた空間が、“ボール目線”では意外と広かったり、新たな脱出ルートが見つかることもあるのです。

ボール位置やフェースの開き具合で高さを調整

林の中に入ると焦りがちだが、冷静に対処することでピンチをチャンスに変えることもできる

林の中に入ると焦りがちだが、冷静に対処することでピンチをチャンスに変えることもできる

次にその空間に対して、どのくらいの球の高さが必要なのかを考えます。残りの距離と番手、球の打ち出し角を総合的に考慮し、ロフトなりの高さで不十分なら、ボール位置やフェースの開き具合で微調整。例えば「9番アイアンの距離だが高さが足りない」というときは、ボールを左に置く、フェースを開く、フェードを打つ、といった方法で球の打ち出し角を高くしましょう。

フェースを踏むと、“ロフトなり”の高さがわかる

芝に置いたアイアンのフェースを踏んだときのシャフトの傾きが、球の打ち出し角の目安となる

芝に置いたアイアンのフェースを踏んだときのシャフトの傾きが、球の打ち出し角の目安となる

球の打ち出し角がイメージできない人には、ちょっとアナログな方法もあります。芝に置いたアイアンのフェースを踏んだときのシャフトの傾きが、打ち出し角の目安。実際にやってみるとわかると思いますが、ロフトの立った番手では低い方向を指し、ロフトの寝ている番手では、高い方向を指します。

最初は無理でも、日頃から打ち出し角を意識して練習やラウンドを行うことで、番手ごとの弾道イメージが湧いてくる。80切りのレベルを目指すなら覚えておいてほしいですね。

(この記事は2020年8月27日発売のALBA803号に掲載されました)

レッスン内容を映像で見る|3分49秒



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1アイアンのミート率アップ!5個のボールをゾーンで打つ
2ラフからの引っかけ防止!ダウンスイングのヘッドの位置がポイント
3正しいインパクトで飛ばすコツは左腰
4止まるドローはヒジとヘッドが重なる位置に下ろす
5打ち上げ・砲台グリーン対策〜アイアンで高さを出す打ち方
6林の中からグリーンを狙う〜ポイントは出口の探し方
今野康晴
いまの・やすはる/73年生まれ。岐阜県出身。99年の「中日クラウンズ」で尾崎健夫、直道兄弟との最終日最終組対決を制してツアー初優勝。05年には国内メジャーの「日本シリーズJTカップ」を含む2勝を挙げて獲得賞金1億円の大台に乗せ、賞金ランキング2位に入った。ツアー通算7勝。京葉CC所属
連載

3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える【ALBA本誌連動】

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