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【ゴルフの100切り】飛んで曲がらないの第一歩! 頭ではなく“首の付け根”を中心に体を回そう

【ゴルフの100切り】飛んで曲がらないの第一歩! 頭ではなく“首の付け根”を中心に体を回そう

100を切るにはつまらないダボを防ぐこと。ドライバーでOBを一発打つだけで2打損をする。コース内に収まるくらいのドライバーの精度があれば100は切れるのだ。ボールに当てようと、スイング中は「頭が動かないように」意識する人が多いが、かえってこれがミート率を下げている原因なのだ。

配信日時:2021年1月18日 03時00分

頭を固定しようとすると、体が回らない

「頭を動かさない」ように強く意識すると、体が回らず手でクラブを上げたり、上体が左に反ったりする。深く捻転するためには頭は少し動いてもいい

「頭を動かさない」ように強く意識すると、体が回らず手でクラブを上げたり、上体が左に反ったりする。深く捻転するためには頭は少し動いてもいい

スイング中に体とボールとの距離を変えないことが芯に当てるコツです。バックスイングからトップで、軸が上下や左右にブレると、ボールとの距離が変わって元に戻せなくなるので、この時点で軸ブレを抑えることが重要です。

かといって「頭が動かないように」と強く意識すると、かえって軸ブレを招きます。体の回転が阻害され、手打ちになって上体が起きる、あるいは、トップで体重が十分に右に乗らずに、上体が左に反ることもある。だから頭の位置は気にしないでください。

首の付け根を中心にすると、ボールとの距離は変わらない

アドレス、トップ、インパクトまでは“首の付け根”が動かないように意識する。目とボールとの距離は変わるのでトップではボールから遠ざかるような感覚になる

アドレス、トップ、インパクトまでは“首の付け根”が動かないように意識する。目とボールとの距離は変わるのでトップではボールから遠ざかるような感覚になる

ミート率を高めるために、固定するのは“首のつけ根”です。首のつけ根を中心に、トップまで体を回していきます。その際、頭の位置は少し右にズレますが、前傾角度は変わらないので軸は保たれたまま。ボールと体の距離は変わりません。ボールから少し遠ざかる感覚があって正解です。

ダウンスイング以降は体のネジれを解放してインパクトへと向かいます。このタイミングで伸び上がったり突っ込む動きが出る場合は、インパクトまで首のつけ根を意識しましょう。
“首のつけ根”を固定すれば、前傾角度が変わらず軸がブレない。スイングの再現性が高まり、フェースの芯でボールをとらえることができる

“首のつけ根”を固定すれば、前傾角度が変わらず軸がブレない。スイングの再現性が高まり、フェースの芯でボールをとらえることができる

(この記事は2020年7月9日発売のALBA800号に掲載されました)

レッスン内容を映像で見る|3分4秒



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1軸ブレ防止には首を付け根を意識する
2体の開きを抑えるには〜左耳でインパクトの音を聞く
3自然体アドレス〜「上体が右に傾く」が正解
4飛距離アップ!腕を伸ばしてテークバック&フォロー
5リキみを抜く方法〜コツは下腹と呼吸にあり
6真っすぐ飛ばすグリップ〜右手のヒラとフェースを合わせる
長谷川 泰之
はせがわ・やすゆき/78年生まれ。新潟県出身。PGA公認ティーチングプロ。東京の代官山にあるK's Island Golf Academyで100切りゴルファーからシングルまで幅広く指導している。「バランスボールで身につく、理想的なシークエンススイング」というテーマで、2019年のPGAティーチングプロアワード優秀賞を受賞した。
連載

3段階レベル別上達法〜100切り〜ドライバーのOBを防ぐ【ALBA本誌連動】

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