つかまえる感覚が、アプローチ上達の第一歩
僕がアプローチで大切にしているのは、ボールをつかまえることです。ボールをつかまえられるからこそ、フックとスライスの回転をコントロールし、寄せワンを量産することができる。同じ打ち方をしていても寄ったり寄らなかったり、スピンがかかったりかからなかったりするのは、このつかまえる感覚が欠けているからです。
バリエーションとして持っておきたいのは、ややフェースをかぶせて、インサイド・アウトに振るアプローチ。これで最大級のつかまる感覚が得られます。
バリエーションとして持っておきたいのは、ややフェースをかぶせて、インサイド・アウトに振るアプローチ。これで最大級のつかまる感覚が得られます。
スタンスはオープンで、肩は真っすぐかクローズに
スタンスはオープンにして肩のラインはスクエアか、ややクローズにするとインサイド・アウトに振りやすくなります。最初はロフトの立っているパターでフック回転をかける感覚を養うといいでしょう。
このアプローチができると、ストレートなラインではボールは左に曲がっていきます。スライスラインに打てば、フック回転が傾斜を相殺するので、カップに向かって行きやすくなる。かぶせたフェースでボールを包み込むように、トゥで引っかけるように打つのがポイントです。
このアプローチができると、ストレートなラインではボールは左に曲がっていきます。スライスラインに打てば、フック回転が傾斜を相殺するので、カップに向かって行きやすくなる。かぶせたフェースでボールを包み込むように、トゥで引っかけるように打つのがポイントです。
(この記事は2018年10月25日発売のALBA759号に掲載されました)
レッスン内容を映像で見る|13分0秒
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1 | ボールをつかまえるには…ヘッドは右! |
2 | フェースにボールを乗せたアプローチ |
3 | ラフからのロブショット!フェースの開閉でしっかり寄せ切る |
4 | フォローの大きさで距離を打ち分ける |
伊澤秀憲
いざわ・ひでのり/ 91年生まれ。神奈川県出身。ジュニア時代から友人の石川遼のスイング相談役を務める。“フック回転”のアプローチは石川も練習でよく行う。YouTubeでは“アプローチの神”と紹介され、スピンの方向や量、ボールの高さを組み合わせたバリエーションはまさに神レベル。伊澤利光の甥っ子でもある。
いざわ・ひでのり/ 91年生まれ。神奈川県出身。ジュニア時代から友人の石川遼のスイング相談役を務める。“フック回転”のアプローチは石川も練習でよく行う。YouTubeでは“アプローチの神”と紹介され、スピンの方向や量、ボールの高さを組み合わせたバリエーションはまさに神レベル。伊澤利光の甥っ子でもある。