女子プロ屈指の飛距離の持ち主・松田鈴英が、自身のコーチ黒宮幹仁と「飛んで曲がらないドライバーの秘訣」をレッスンする。1話目ではアライメントを正しく目標に向けるコツを紹介！

★松田鈴英（まつだ れい）プロフィール　1998年1月24日生まれ、滋賀県出身。10歳から競技を始め、ナショナルチームでも活躍した姉・唯里さんとともに腕を磨いた。2017年に2度目のプロテストでトップ合格。同期に勝みなみ、新垣比菜ら黄金世代がいた。19年ドライビングディスタンス3位と飛距離は国内トップクラス。同年5月「中京テレビ・ブリヂストンレディス」では、下り傾斜を転がったボールが360ydほど飛んだことも。

★【動画で学ぶドライバーレッスン】女子プロ屈指の飛距離・松田鈴英の飛んで曲がらないドライバーのコツ

今回は「飛んで曲がらない秘訣」を黒宮幹仁コーチと一緒に解説していきたいと思います。

まずアマチュアの多くは自然と左に向きやすいです。普通にグリップをすると、右手が下に来て、左手が上になり、自然と左を向きます。

これは極端な例ですが、後方から見てもらうと分かるんですけど、グリップで両手が揃っていると、肩、腰、ヒザのアライメントは、真っすぐ（ストレート）になるんです。

しかし普通にグリップをすると、右手が前（クラブの下の方）に出ることで、全体のアライメントも左に向いてしまいます。アマチュアの多くはこうして左を向いてしまっています。

このグリップのまま、前傾すると動きづらく、重心も左ツマ先の前に来るので、このままトップまで上げようとすると、手先や反動を使って上げてしまいます。こういうアドレスは一番気をつけた方がいいかなと思います。

フェース面がボールを打っているわけなので、アドレスに入る時に、左手1本でライ角やフェースアングルなどをしっかりターゲットに向けて、そこに右手を添えます。そうすると、右手首と右ヒジに少し角度が保たれた状態でアドレスできます。

体重配分は5：5くらい、ドライバーだったら6：4くらいとかになってくると思います。テークバックも自然には入りやすいポジションになってきます。

なぜ右手で合わせないのかと言うと、右手で合わせていくと体のアライメントが開いた状態でアドレスを作るので、左手が窮屈になってしまうからです。

アドレスは、ターゲット方向に近いサイド（左手）で、しっかりターゲットに合わせて、あとは右手を添えるだけです。この順番でアドレスを作ると、正しい体のアライメントが取れて、体重バランスも、次のテークバックにスムーズに行きやすくなります。

★【動画で学ぶ】松田鈴英 飛んで曲がらないインパクト

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