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【ゴルフの80切り】シンプルスイングに変身! ボールを踏んでフットワークを最適化しよう

【ゴルフの80切り】シンプルスイングに変身! ボールを踏んでフットワークを最適化しよう

80を切るならアイアンのパーオン率を上げて、悪くてもパー、あわよくばバーディというホールを増やしていきたい。下半身の暴れすぎはショットのミスにつながる。症状別にボールの踏み方を変えて、下半身のムダな動きを削ぎ落とそう。

配信日時:2021年2月26日 12時00分

右足カカトにボールをセットして、このボールがズレないように踏んだまま打てば、右サイドが前に出るシャンクが直る
右足カカトにボールをセットして、このボールがズレないように踏んだまま打てば、右サイドが前に出るシャンクが直る

突発的にシャンクが出る人は、ボールを「右足」で踏む

上体や手元が浮いてシャンクしたり、体が左に流れて振り遅れたり。これらは下半身の暴れすぎが原因です。症状別にボールを踏んで練習することで、下半身のムダをなくし、安定したアイアンショットが打てるようになります。

例えば、ボールを「右足」で踏むと、インパクト時の右足カカトの浮き上がりが抑えられるので、体や手元が浮きやすい人には最適。特に突発的にシャンクが出る人は、右腰や右ヒザといった体の右サイドが前方に出てしまっているので、この練習は効果があります。右足カカトで踏んだボールがズレないように踏んだまま打てれば、シャンクは出なくなります。

体が開いてボールがつかまらない人は、「左足」で踏む

左足カカトでボールを踏みながら打つと、左足全体に力が入って「左のカベ」ができるので、ボールがつかまる

左足カカトでボールを踏みながら打つと、左足全体に力が入って「左のカベ」ができるので、ボールがつかまる

反対にボールを「左足」で踏むと、体の開きが抑えられるので、左足がめくれたり左腰が引けたりする症状を改善できます。左足全体に力が入り、「左のカベ」が作れるので、ボールがつかまりやすくなるはずです。

軸が左右にブレて当たらない人は、「両足」で踏む

両足カカトでボールを踏むと不安定な状態になるため、下半身の動きが抑えられ、スイング軸がブレない。ミート率が向上する

両足カカトでボールを踏むと不安定な状態になるため、下半身の動きが抑えられ、スイング軸がブレない。ミート率が向上する

体が大きく左右に動いてスエーしやすい人には、ボールを「両足」で踏むのがオススメ。動きすぎるとバランスが取れないため、ベタ足の軸回転になり、シンプルなスイングが身につきます。スイング軸が安定することで打点のブレが少なくなるので、ミート率が改善されるでしょう。

こうやって症状別にボールを踏めば、フットワークがスムーズになり、ショットの精度がアップ。それだけでなく、アドレス時の体のバランスをあえて崩すことによって、コースの傾斜への対応力も向上しますよ。
(この記事は2017年11月22日発売のALBA737号に掲載されました)

■3段階レベル別上達法〜100切り〜ドライバーのOBを防ぐ
■3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす
■3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える
細川和彦
ほそかわ・かずひこ/ 70年生まれ。茨城県出身。伊澤利光や丸山茂樹を輩出した日体荏原高校、日体大を経て、93年にプロ転向。切れ味鋭いアイアンショットが武器に、公式戦2勝を含むツアー通算8勝を挙げている。現在は国内男子ツアーのコースセッティングアドバイザーやゴルフ解説者としても活躍中。

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