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    【ゴルフの90切り】キュキュッと止まる“スピンアプローチ”は、小さく上げて速く振り抜く

    90を切るには、パーオンを逃したホールでいかにパーを拾うかが大事。難しいライなら確実にグリーンに乗せ、花道などのやさしいライからは1パット圏内に収めたい。グリーンエッジからピンが近いときは、スピンをかけてキャリーで止めたい。プロみたいなスピンアプローチはどうやったら打てるの?

    配信日時:2021年3月17日 03時00分

    • レッスン
    目次 / index
    • バックスイングが大きくなると、「飛びすぎるかも」と体が反応して緩むため、ダフりやすい
    • 左足体重のままバックスイングを小さめに抑えて、フィニッシュまで一気に振り抜けば、スピンがよく利く
    • アドレスでフェースを開いてソール全体を地面に着ければ、適度なハンドファーストになり、ボールをクリーンに打ちやすい
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    バックスイングが大きいと、インパクトで緩む

    バックスイングが大きくなると、「飛びすぎるかも」と体が反応して緩むため、ダフりやすい

    バックスイングが大きくなると、「飛びすぎるかも」と体が反応して緩むため、ダフりやすい

    アプローチでスピンを入れるには、『ロフト』『入射角』『ヘッドスピード』の3つが大切です。フェースを開いて『ロフト』を寝かせ、鋭角な『入射角』を作って、『ヘッドスピード』を上げることでスピンが強くかかります。

    しかし、アプローチで『ヘッドスピード』を上げようとすると、飛びすぎのミスを警戒して、インパクトで緩みがち。そうなると、ダフリやトップといったミスも出やすく、寄せることができません。

    10ヤードのバックスイングで、15ヤード打つ

    左足体重のままバックスイングを小さめに抑えて、フィニッシュまで一気に振り抜けば、スピンがよく利く

    左足体重のままバックスイングを小さめに抑えて、フィニッシュまで一気に振り抜けば、スピンがよく利く

    インパクトで緩まないように、いつもの振り幅よりも小さく上げてみてください。例えば、15ヤードを打つなら、いつもの10ヤードくらいの振り幅でOK。小さな振り幅で飛ばそうと思えば、スイングが緩まず『ヘッドスピード』が上がるはずです。

    ソール全体を地面に着けて、ハンドバーストに構える

    アドレスでフェースを開いてソール全体を地面に着ければ、適度なハンドファーストになり、ボールをクリーンに打ちやすい

    アドレスでフェースを開いてソール全体を地面に着ければ、適度なハンドファーストになり、ボールをクリーンに打ちやすい

    また、ソール全体を地面に着けてフェースを開き、『ロフト』を寝かせて構えるのも、ボールを飛ばさない要素の1つ。練習を重ねれば、「振っても飛ばないこと」がわかり、思い切って振れます。ハンドファーストに構え、左体重のまま振れば『入射角』が鋭角になるので、スイングを変えることなく、キュキュッと止まるスピンアプローチが打てるんです。
    (この記事は2020年8月13日発売のALBA802号に掲載されました)

    レッスン内容を映像で見る|3分47秒



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    大山トギ
    おおやま・とぎ/ 83年生まれ。14歳でゴルフを始め、留学先のオーストラリアで腕を磨いた。2020年のPGAティーチングプロアワードでは、グリップの基本をわかりやすくする練習器具、「グリップファインダー」を発表し優秀賞を受賞。そのほかにもゴルフの上達を助ける練習器具の開発に取り組んでいる。
    連載

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