バックスイングが大きいと、インパクトで緩む
アプローチでスピンを入れるには、『ロフト』『入射角』『ヘッドスピード』の3つが大切です。フェースを開いて『ロフト』を寝かせ、鋭角な『入射角』を作って、『ヘッドスピード』を上げることでスピンが強くかかります。
しかし、アプローチで『ヘッドスピード』を上げようとすると、飛びすぎのミスを警戒して、インパクトで緩みがち。そうなると、ダフリやトップといったミスも出やすく、寄せることができません。
しかし、アプローチで『ヘッドスピード』を上げようとすると、飛びすぎのミスを警戒して、インパクトで緩みがち。そうなると、ダフリやトップといったミスも出やすく、寄せることができません。
10ヤードのバックスイングで、15ヤード打つ
インパクトで緩まないように、いつもの振り幅よりも小さく上げてみてください。例えば、15ヤードを打つなら、いつもの10ヤードくらいの振り幅でOK。小さな振り幅で飛ばそうと思えば、スイングが緩まず『ヘッドスピード』が上がるはずです。
ソール全体を地面に着けて、ハンドバーストに構える
また、ソール全体を地面に着けてフェースを開き、『ロフト』を寝かせて構えるのも、ボールを飛ばさない要素の1つ。練習を重ねれば、「振っても飛ばないこと」がわかり、思い切って振れます。ハンドファーストに構え、左体重のまま振れば『入射角』が鋭角になるので、スイングを変えることなく、キュキュッと止まるスピンアプローチが打てるんです。
(この記事は2020年8月13日発売のALBA802号に掲載されました)
レッスン内容を映像で見る|3分47秒
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1 | トップ・ダフリが減る!最適なボール位置の見つけ方 |
2 | ベアグラウンドからはあのクラブで簡単脱出 |
3 | ザックリ防止のコツはグリップ位置とフォローの左手首 |
4 | プロ級スピンアプローチ 打つための3つのコツ |
大山トギ
おおやま・とぎ/ 83年生まれ。14歳でゴルフを始め、留学先のオーストラリアで腕を磨いた。2020年のPGAティーチングプロアワードでは、グリップの基本をわかりやすくする練習器具、「グリップファインダー」を発表し優秀賞を受賞。そのほかにもゴルフの上達を助ける練習器具の開発に取り組んでいる。
おおやま・とぎ/ 83年生まれ。14歳でゴルフを始め、留学先のオーストラリアで腕を磨いた。2020年のPGAティーチングプロアワードでは、グリップの基本をわかりやすくする練習器具、「グリップファインダー」を発表し優秀賞を受賞。そのほかにもゴルフの上達を助ける練習器具の開発に取り組んでいる。