森田理香子のドライバーレッスン【第三回】「飛ばしは力み厳禁! 息を吐いてイチ・ニイ・サーンで打つ」
森田理香子のドライバーレッスン【第三回】「飛ばしは力み厳禁! 息を吐いてイチ・ニイ・サーンで打つ」
配信日時:2021年5月14日 08時00分
18年を最後にツアーから撤退した森田理香子。現役時代は250ヤードだったドライバーの平均飛距離が、回転を重視したスイングに変えた今は、260ヤードに伸びたという。「アマチュアはインパクトで体の回転が止まって、手打ちになっている人が多い」という森田に、“+10ヤード”のドライバーを教わろう。飛ばそうとすると、どうしても力みがち。力みを抜く方法とは?
撮影:村上航 取材協力:鶴舞カントリー倶楽部
______________________
撮影:村上航 取材協力:鶴舞カントリー倶楽部
______________________
アドレスでは止まらず、足をバタバタ、指をピクピク
1 / 2
足をバタバタさせて、アドレスで止まらないようにする
ドライバーになると力が入って、バックスイングを手で上げにいってしまう人が多いです。これはアドレスでピタッと止まってしまうのも原因の1つ。プロや上手い人のアドレスを見ていると、上げる瞬間までは必ずどこかを動かし続けています。手首でワッグルをしたり、足をバタバタさせたり、親指をピクピクと動かしたり。私はヒザを曲げているかも。アドレスで体を止めずに動かしておくことが力みを抜く第一段階です。
息を止めずに吐いてから始動する
そして、始動前から息を止めてしまうと、上体が力んで肩が上がりがち。これではスムーズにクラブを上げることはできません。息を「フゥー」としっかり吐いてから始動すると、上体の力みが抜けて肩が下がってくる。息を吐くことによって始動のタイミングもつかみやすくなると思います。
力みが抜けると体全体でバックスイングできる
力が入ってリズムが速くなると、手でヒョイッとクラブを上げてしまう。体の捻転が浅くなり、飛距離も出ません。しっかり力みを抜いてバックスイングすれば、体全体で大きな捻転を作ることができます。あとはリズムに気を付けるだけです。
「イチ・ニイ・サーン」のリズムで打つ
1 / 3
森田は打ち急がないようにリズムを意識している。アドレスは「イチ」
昔「チャー・シュー・メーン」が流行りましたが、私は打ち急がないために「イチ・ニイ・サーン」と数えるときがあります。アドレスが「イチ」で、「ニイ」で上げて、「サーン」で打つ。アマチュアのスイングを見ていると、「イチ・ニィサン」だったり、「ニーーー・サン」だったり、リズムがバラバラなんです。体全体を連動させて飛距離アップするには、リズムがすごく大事。自分に合ったリズムを見つけて、毎回同じスイングができるように意識してみてください。
■森田理香子
もりた・りかこ 1990年1月8日生まれ。京都府京都市出身。ツアー通算7勝。08年にプロ入りし、10年の「樋口久子IDC大塚家具レディス」でツアー初優勝。13年には年間4勝を挙げ、23歳で賞金女王に輝いた。18年を最後にツアーから撤退し、現在はゴルフウェアのプロデュースや、ゴルフ中継の解説などで活躍している。練習やトレーニングは継続していて、ドライバーの飛距離は現役時代より10ヤード伸びた。
もりた・りかこ 1990年1月8日生まれ。京都府京都市出身。ツアー通算7勝。08年にプロ入りし、10年の「樋口久子IDC大塚家具レディス」でツアー初優勝。13年には年間4勝を挙げ、23歳で賞金女王に輝いた。18年を最後にツアーから撤退し、現在はゴルフウェアのプロデュースや、ゴルフ中継の解説などで活躍している。練習やトレーニングは継続していて、ドライバーの飛距離は現役時代より10ヤード伸びた。
最新のゴルフ雑誌ALBAの購入はこちらから
連載
“飛ばしの女王” 森田理香子の「プラス10ヤードのドライバーレッスン」