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    100叩きゴルファーがライザップを体験#1 「右手で閉じる」テークバックでアイアンが気持ちイイ!

    アマチュアゴルファーがライザップゴルフでレッスンをすると、スイングはどこまで改善するのか。ミスの原因を究明し、ショットの安定性向上を目指すアマチュアゴルファーの体験レッスン企画。今回は読者代表・浅見一彦さんが体験したアイアンレッスンの様子を紹介します。このところスコアが伸び悩み、ゴルフに半ばあきらめを感じているという浅見さん。今回の体験レッスンで、アイアンのスイングは改善できるのだろうか。 <br>取材・文/清水 晃(メディアサンライツ) 写真/山上 忠

    配信日時:2021年9月10日 01時00分

    • レッスン
    目次 / index
    ラウンドすると、アイアンの距離感が合わないことが多いという浅見さん(写真右)。レッスンを担当した鯨トレーナーは、浅見さんのスイングの再現性に着目した
    ラウンドすると、アイアンの距離感が合わないことが多いという浅見さん(写真右)。レッスンを担当した鯨トレーナーは、浅見さんのスイングの再現性に着目した
    • 「自分のスイングを客観的に見る機会がほとんどないので、こんなスイングをしているとは思いませんでした」と浅見さん(写真左)
    • 「グリップエンドを飛球線後方に向けるようなイメージでテークバックするといいでしょう」と鯨トレーナー
    • 「テークバックで腰の高さのときに、クラブフェースが下を向くくらい、右手を閉じる意識を持ちながら上げてください」と鯨トレーナー
    • 「グリップを強く握りすぎると、スイングに悪影響を及ぼします」と鯨トレーナー。スイング中はクラブをできるだけやさしく握ることが大切だという
    • レッスン前(写真左)の浅見さんのアドレスは背中が丸まっていて腕だけでクラブを振り上げていたのに対し、レッスン後(写真右)は背筋がまっすぐになり、体全体でクラブを上げるスイングに改善された
    • レッスン前(写真左)は腕だけでクラブを上げていたため、トップの位置でシャフトがクロスしていたが、レッスン開始後(写真右)はスイングプレーン上にクラブが収まり、より理想に近い動きに変わった
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    まずはミスの原因を徹底究明する

    「自分のスイングを客観的に見る機会がほとんどないので、こんなスイングをしているとは思いませんでした」と浅見さん(写真左)

    「自分のスイングを客観的に見る機会がほとんどないので、こんなスイングをしているとは思いませんでした」と浅見さん(写真左)

    ゴルフ歴は約30年ですでにベテランの領域に達しているが、最近はスコアの伸び悩みを感じているというアマチュアゴルファーの浅見一彦さん(58)。このところスコアは100〜110前後なので、できればコンスタントに90台で回りたいという目標はあるが、まずは上達するきっかけをつかみたい、と今回ライザップゴルフを訪れた。

    浅見さんのレッスンを担当したのは、ライザップゴルフ立川店の鯨トレーナー。多くのゲストから、丁寧で分かりやすいアドバイスが好評という人気のトレーナーだ。

    浅見さんは以前グループレッスンに通ったことがあるというが、何人もの生徒を相手にしている多人数レッスンでは内容が希薄で、なかなか上達しなかったという苦い経験を持つ。その点、ライザップゴルフはマンツーマン指導が基本。通常レッスンでは専属トレーナーがゲストのすべてのレッスンを担当し、スイング改善、スコアアップをともに目指す。

    鯨トレーナー「ではまず、浅見さんのスイングを拝見しますので、スクリーンに向かって何球か打ってみてください。ちなみに、7番アイアンでの目安が140ヤードということなので、お渡しした8番アイアンだと130ヤードぐらいになるでしょうか」

    鯨トレーナーからそう言われると、浅見さんはいつものようにアドレスし、いつもと同じ感覚でスイングをした。ちなみに、レッスン開始前に浅見さんに話を伺ったところ、アイアンはときどき左に引っかけるミスが出るという。試打すると、やはりそのようなミスショットが出た。

    浅見さん「ときどきあのような(左に引っかける)ミスが出ますが、何が原因でそうなるのかが分かりません。また、反対に右に大きく曲がるミスも出ます」

    浅見さんがショットを終えると、鯨トレーナーは常設してあるスイング解析マシンを使って浅見さんのショット映像をチェックした。

    鯨トレーナー「まず、スイングプレーンに注目すると、テークバックがアウトサイドに上がっています。さらにトップでシャフトがクロスする位置になっているので、ここも直す必要があるでしょう。また、カラダの回転を使って打てるようになると、スイングはもっと自然になると思います。そのあたりを重点的に改善していきましょう」

    わずか4〜5球打っただけだが、鯨トレーナーは浅見さんのスイングの理想とかけ離れている点を指摘。どこをどう直していくのかを冒頭に説明した。

    浅見さん「自分ではちゃんとやっているつもりなのに全然できていないですね。分からないことばかりなので、ここはトレーナーにお任せしてみます」

    そして具体的なスイング改善のレッスンが始まった。

    力いっぱいスイングしても、ボールは飛ばない

    「グリップエンドを飛球線後方に向けるようなイメージでテークバックするといいでしょう」と鯨トレーナー

    「グリップエンドを飛球線後方に向けるようなイメージでテークバックするといいでしょう」と鯨トレーナー

    まず、テークバックからトップまでのクラブと腕の動きを重点的に修正した。ここで鯨トレーナーが気になっていたのが、浅見さんのスイング軌道が理想から大きくズレてしまっていたことだった。

    浅見さんはクラブを力強く握ることで腕の力だけでスイングをし、骨格的にも無理な動きになっていたため、スイング軌道が安定しなかったのが原因だった。これでは当然コックも少なくなり、飛距離は思った以上に伸びない。そうなると、さらに力いっぱい振ってしまうことで、スイングに悪影響を及ぼすという。
    「テークバックで腰の高さのときに、クラブフェースが下を向くくらい、右手を閉じる意識を持ちながら上げてください」と鯨トレーナー

    「テークバックで腰の高さのときに、クラブフェースが下を向くくらい、右手を閉じる意識を持ちながら上げてください」と鯨トレーナー

    鯨トレーナーは、テークバックの際はグリップエンドを飛球線後方に、フォローでは飛球線方向に向けるようにアドバイスした。すると、腕に適度な緩みが生まれると同時に、オンプレーンによるスイングでスムーズなスイングになってきた。このとき浅見さんは、スイング中にクラブヘッドが走る感覚が何となく分かってきたという。
    「グリップを強く握りすぎると、スイングに悪影響を及ぼします」と鯨トレーナー。スイング中はクラブをできるだけやさしく握ることが大切だという

    「グリップを強く握りすぎると、スイングに悪影響を及ぼします」と鯨トレーナー。スイング中はクラブをできるだけやさしく握ることが大切だという

    さらに鯨トレーナーは、テークバックでクラブを始動する際、右手を閉じ気味にしてフェースが下を向くように心がけるのと、スイング中は右手で主導する意識を持つこと、のふたつを浅見さんにアドバイスした。

    すると、浅見さんのスイングに大きな違いが現れた!
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    次ページ:理想に近いスイングに激変!

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