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勝者に技アリ!
星野陸也の飛ばしは左カカトに体重を乗せて振り下ろす【勝者に技アリ!】
星野陸也の飛ばしは左カカトに体重を乗せて振り下ろす【勝者に技アリ!】
配信日時:2022年3月3日 08時00分
2018年フジサンケイクラシックで、日本男子ツアーにニュースターが誕生した。身長186センチの星野陸也が、プロ転向後3年目にしてツアー初優勝を飾ったのだ。ドライバーショットを武器に他を圧倒し、単独首位を初日から守る完全優勝で強さをアピールした。大会4日間の平均ドライバー飛距離は325.5ヤードだった。星野の飛ばしの秘訣は?
星野陸也のドライバースイング【2021年連続写真】
「基本は両ヒジから先は使わず、体幹で振ります。背筋や太モモの裏側など、体の後ろ側の筋肉を使うのがポイントです。ハンマー投げの選手や野球のホームランバッターが、体の後ろ側の筋肉を使っていることがヒントでした」
体の後ろ側の筋肉をうまく使うには、重心の位置が重要だという。
「アドレスからトップまでは足の裏の真ん中ぐらいに体重をかけ、切り返しで左カカトに体重を乗せます。インパクトでは左カカトで地面を蹴りながら、体をしっかり回していきます。左カカトで地面を蹴ることで、いわゆる地面反力を使うのです。アドレスのとき、背筋を伸ばすと体の後ろ側の筋肉を意識しやすくなります」
体重はツマ先寄りに乗せろといわれるが、星野はダウンスイングで左カカトに体重を乗せて体の後ろ側の筋肉を使っているという。確かに切り返しで左カカトに踏み込んでいけば、体が回転しやすくなるというメリットもある。結果、手打ちを防ぎヘッドスピードを上げることにもなる。
「ツマ先体重は動きやすい重心位置なので始動時はいいと思いますが、ダウンスイングではどこにでも動いてしまいやすく、スイングが安定しない原因になるんです。カカト側に重心があれば、ある程度動きを制御できます」
星野はこうした動きを、実際にボールを打つ前に素振りで確認をするという。実打のときと同じ力感で素振りを行うのがポイント。余計なリキミがない素振りのときは、特に手元の返しなどが自然に行われる。その動きを脳にインプットするのが目的だ。(2018年取材)
星野陸也のドライバースイング【2021年連続写真】
「基本は両ヒジから先は使わず、体幹で振ります。背筋や太モモの裏側など、体の後ろ側の筋肉を使うのがポイントです。ハンマー投げの選手や野球のホームランバッターが、体の後ろ側の筋肉を使っていることがヒントでした」
体の後ろ側の筋肉をうまく使うには、重心の位置が重要だという。
「アドレスからトップまでは足の裏の真ん中ぐらいに体重をかけ、切り返しで左カカトに体重を乗せます。インパクトでは左カカトで地面を蹴りながら、体をしっかり回していきます。左カカトで地面を蹴ることで、いわゆる地面反力を使うのです。アドレスのとき、背筋を伸ばすと体の後ろ側の筋肉を意識しやすくなります」
体重はツマ先寄りに乗せろといわれるが、星野はダウンスイングで左カカトに体重を乗せて体の後ろ側の筋肉を使っているという。確かに切り返しで左カカトに踏み込んでいけば、体が回転しやすくなるというメリットもある。結果、手打ちを防ぎヘッドスピードを上げることにもなる。
「ツマ先体重は動きやすい重心位置なので始動時はいいと思いますが、ダウンスイングではどこにでも動いてしまいやすく、スイングが安定しない原因になるんです。カカト側に重心があれば、ある程度動きを制御できます」
星野はこうした動きを、実際にボールを打つ前に素振りで確認をするという。実打のときと同じ力感で素振りを行うのがポイント。余計なリキミがない素振りのときは、特に手元の返しなどが自然に行われる。その動きを脳にインプットするのが目的だ。(2018年取材)
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