上田桃子|目指すべき最上のドローボール
上田桃子が目指す、飛距離がしっかり稼げる“タテ回転のきれいなドローを打つためのポイント”を紹介。きれいなドローボールを打つために大切なのは、“シャローに振りぬくこと”と“インサイド・ストレート・インの軌道”。 それぞれの理由と打つためのポイントを動画でわかりやすく解説
配信日時:2022年3月6日 03時00分
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上田桃子が目指す最上のドローボール【動画レッスン|5分35秒】
『私はドローボールを打つ際に、スイングの入り口とインパクト、フォロースルーがなるべく低く動くように意識しています。入射角が鋭角すぎるときれいなドローが出ることはないので、なるべくシャローに低いところから。インパクトの時に“手元は低く、フォローも低く”抜けていくと、きれいなドローが打てます。
またベルトよりちょっと下の骨盤の辺りから切り返していくと、インパクトの時にしばらく平行な時間ができてレベルに打てます。“左がイヤだな”とか“ちょっとドローで打ちたいな”とか思うと、どうしても手元や体が浮いてしまいますが、手元が浮くと手の甲がすごく右を向いてしまう。手の甲は打球方向に真っすぐむけていきたい。ダウンスイングからインパクトで、腰のラインと手元のラインが低く真っすぐそろうと、きれいなドローが打てます。
体から手元が離れずにスイングをするにはインサイド・インがいまの主流だと思いますが、トップでインに上げて、さらにインとなると、左の腰が引けて手元が前に出てしまいます。結局、ダウンスイングで低いところから入ってこない。“インサイド・インだけど正確にはイン・ストレート・イン”というイメージが一番良いスイングプレーンになると思っています。
スイングプレーンと同じくらい大事なのはフェース面のコントロール。いくらスイングプレーンがきれいでも、インパクトの時にフェースが開いてると右にいったり、被ると左にいったりするので、インパクトの時にはフェース面をなるべくスクエアにしたい。アドレスした時から、左手とフェース面がつながってる感覚でスイングすると、球がネジじれずに打てるんじゃないかなと思います』
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ピンを狙うライン出しアイアン | ♯1|アドレスのポイントはボールとの距離とフェースの開閉 |
ピンを狙うライン出しアイアン | ♯2|ラインを出すためのスイング |
ピンを狙うライン出しアイアン | ♯3|シャフトを正しくしならせるコツ |
上田桃子(うえだ・ももこ)プロフィール9歳からゴルフをはじめ、翌年に坂田信弘主催の坂田塾に入門。2005年、プロテスト合格。 2007年4月、地元熊本で開催されたライフカードレディスで初優勝を挙げ、これを皮切りにこの年は5勝し、21歳で史上最年少賞金女王となる。 30歳を超えてなお、ツアーの第一線で活躍を続けている。
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