Q.上体の構え方について教えてください

『飛ばしたい！という気持ちで早くボールを見たくなって、自然と上体の角度が右に傾きがちなんですね。それを防ぐために、頑張って両足の真ん中で、真っすぐ立つ。上体が右に傾いて始動することを予防する意味合いもあり、先にしっかり真っすぐ立つ意識を持っています』

Q.足がフラついたらダメとおっしゃってましたが、ダメな理由を教えてください

『カカト寄りに体重が乗っている状態は、自分でツマ先上がりを作っている状況。ツマ先寄りだったら自分でツマ先下がりを作っている状況で不安定になってしまう。しっかり靴の真ん中をめがけて、体重を乗せることにすごく意識をしています』

Q.体とボールの距離感について教えてください

『インパクトは、結局ヘッドがアドレス位置に戻って来たら良い。ボールとの距離感を胸の位置でしっかり測ってあげる。例えば、離れてしまっていたらトップしたり、突っ込んでしまったらダフったりするので、アドレスの再現性を高めるために、体とボールの距離感をしっかりと保ちたいですね』

Q.距離感を測る部分は人それぞれどこでも良いのですか？

『頭、胸、お腹のの3点のどれかを試してやってもらった方が見つかりやすいです。私は胸を意識していますが、日によって体調や感覚も違うので、試しにお腹でやってみるのもありだと思います』

三ヶ島かな（みかしま・かな）プロフィール／1996年7月13日生まれ、福岡県出身。16年シーズンからレギュラーツアーに参戦する。17年に賞金ランク41位となり、初のシード権を獲得した。18年プロテスト合格。正確性の高いドライバーショットが持ち味。飛距離が出るほうではないが、大きく曲がることがなくフェアウェイが狭いセッティングでも安定した成績を残している。